ANAのプレミアムメンバーサービスである、スーパーフライヤーズカード=SFCはカードを保有している限り、ANAの上級会員として半永久的にサービスを受けることができる、非常に価値のあるサービスです。
SFCは会員本人だけでなく、その同行者も特典を利用することができます。この記事では、SFCの同行者が利用することのできる特典と、利用するとのできない特典を解説していきます。
SFCは家族カードを作成することで、本会員同様の特典を受けることができます。
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SFCの同行者
SFCの本会員と一緒にANAの飛行機に搭乗する場合は、同行者として受けられる特典があります。家族カードを作ることができない、同僚や友人、恋人などと旅行や出張の際などには効果を発揮します。また、クレジットカードを作成できない年齢のお子様などと飛行機に乗る際にもメリットがあります。
これからSFCを取得したいという方も、同行者が特典を利用できるのかどうかという点は気になるところだと思います。
SFC同行者も利用可能な特典(ANA公式)
それでは、ANAのステイタスを保有していない同行者が、どのような特典を利用することができるのか解説をしていきます。
ココがポイント
基本的に座席の予約関係では同行者もSFC本会員に従うように、同じ特典を利用できるようになっています。
ANAラウンジの利用
ANAラウンジは同行者の利用が可能となっています。ただし、入室できる同行者は1名までとなっています。
同行者は1名まで
国内線座席指定の優先
ANAグループ運航便の国内線普通席を予約した際に同一予約番号を持っている、同行者も含めて、座席を優先して選択することができます。プレミアムステイタスを保有している場合は、座席の指定可能な範囲が広く設定されています。
SFC本会員が予約者とするメリットがあります。
国内線の先行予約
SFCの本会員は運航ダイヤ期間ごとの予約を、一般販売に先駆けて行うことができます。この際に、ステイタスを保有していない同行者の分も合わせて予約することができます。
国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
こちらも、国内線の先行予約と同じような特典になります。一般の予約開始に先駆けてSFC会員は先行予約をすることができます。その際に、ステイタスを保有していない同行者の分も予約することができます。
国際線事前座席指定料金の免除
国際線エコノミークラス利用の際に、同一予約または事前に同行者情報の登録をした同行者は、事前座席指定料金を免除されます。長時間のフライトになる国際線ですので、ステイタスを保有していない同行者の分も指定料金なしで座席指定ができるのはメリットです。
予約時の空席待ちの優先
空席待ちの予約の優先特典について、本会員に合わせて同行者も同じく優先的に取り扱ってもらうことができます。希望便が満席で予約が取れなかった場合に効果を発揮します。
国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
SFC本会員のマイルを利用した特典航空券の発券をした同一予約番号を持っている同行者は、アップグレードの空席待ちを優先的に扱ってもらうことができます。
SFC同行者も利用可能な特典(ANA非公式)
以下はANAの公式サイトには記載はありません。利用しても、たいていの場合、注意されることなく、利用できる特典になります。ただし、今後、使えなくなる、運用が厳しくなる可能性は大いにあります。係員に利用を断られてしまっても、仕方がないものになります。その際は、逆らわずに、一般客向けの方を利用しましょう。
優先チェックインカウンター利用
優先チェックインカウンターの利用については、公式サイトに同行者も利用可能との記載はありません。しかし、本会員の方と一緒であれば手続きをしてもらうことが(ほぼ)できます。
国内線(ANA PREMIUM CHECK-IN)・・・羽田空港、成田空港、新千歳空港、伊丹空港、関西空港、神戸空港、名古屋(中部)空港、福岡空港、那覇空港、仙台空港、小松空港、岡山空港、広島空港、松山空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港
国際線・・・ビジネスクラスチェックインカウンター、スターアライアンスゴールドのサインが表示されている優先チェックインカウンター
優先チェックインカウンターでは、搭乗手続きや手荷物預け入れができる窓口です。ほかにも、予約の変更や空席待ち、当日アップグレードの手続きをすることができます。
繁忙期では、一般用の窓口では混雑し行列ができていることも珍しくありません。優先チェックインカウンターを利用すれば、手続きにかかる待ち時間を大幅にカットすることができる場合があります。
公式では優先チェックインカウンターを利用できるのは、本会員のみとなっています。同行者は利用することができない特典と読み取れます。しかし、実際には本会員だけ優先カウンターを利用して、同行者は一般カウンターを利用という2回の手続きをすることはなく、優先カウンターでまとめて手続きをしてもらえることが多いです。
専用保安検査場
専用保安検査場の利用は、公式サイトに同行者も利用可能との記載はありません。しかし、本会員と一緒に保安検査場に行けば、断られることは基本的にありません。
優先搭乗
ANA公式サイトには同行者の利用は記載はありません。しかし、基本的は同行者が優先グループで搭乗しても何も言われないことが多いです。ただし、搭乗ゲートでの音がステイタス保持者と未保持者で異なりますので、周りから白い目で見られてしまうかもしれません。
補足として、JALの場合は優先搭乗のアナウンスの際に「優先搭乗は会員様本人のみの利用に限らせていただきます」としています。ANAでこのようなアナウンスを聞いたことはありませんが、あまりに優先搭乗の人数が増えすぎると、JALのような仕組みに変更されてしまうかもしれません。
預入手荷物の優待と手荷物受取優先
SFC本会員であれば、無料の手荷物許容量+20kg(国内線)、もしくは+1個(国際線)の優待があります。2人分程度であれば、本会員1名分の荷物に収まる範囲だと思いますので、同行者の分も本会員の分として手荷物を預けることでメリットがあります。
本会員の荷物として預けることで、手荷物の受取優先の特典を利用することができます。目的地に到着して、優先的に手荷物を受け取ることができれば、すぐに空港から移動することができます。
預入の際に、同行者の分にも優先タグをつけてくれることもあります。本会員の荷物だけ優先されて、同行者の荷物が後に来たら優先の意味がなくなってしまいます。同行者の分は同行者の分として手荷物を預ける際は、優先タグをつけられるか相談してみるのも手だと思います。
まとめ
SFCの同行者で利用できる特典はかなり限定的です。公式では、優先チェックインカウンターと専用保安検査場の利用ができないほか、優先搭乗も利用できません。
しかし実際の運用上は、柔軟に対応されていることが多いように感じます。実際に搭乗するタイミングでの、混雑状況などにも左右されるかもしれません。利用してもよいかどうかは、当日に空港でスタッフに確認してみるのも良いかもしれません。
ご家族等でSFC家族カードを発行することができるのであれば、本会員とほとんど同じ特典を受けることができますので、おすすめです。
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