ANAのサービスの一つに、ふるさと納税のサイトがあります。ANAのふるさと納税では、ANAマイルが還元される仕組みがあります。この記事では、ANAのふるさと納税について、概要とメリットデメリットを解説していきます。
ANAのふるさと納税とは
ふるさと納税は、ふるさと納税ポータルサイトで返礼品を選び、寄付をして自宅に返礼品が届く仕組みで、利用したことがある人は多くいるのではないでしょうか。このふるさと納税のサイトをANAが運営しているのが、「ANAのふるさと納税」です。
日本最大の国内線ネットワークを持つ航空会社として、寄付をすることと同時に、寄付先の自治体に足を運んでもらいたという思いがあるようです。
ANAのふるさと納税は2016年4月にサイトが開設されました。
ココがおすすめ
ANAのふるさと納税をする際は、ポイントサイトのモッピーを経由することをお勧めします。経由するだけで寄付額の1.5％分を還元してもらえます。（記事作成時点）
ANAのふるさと納税のメリット
ANAのふるさと納税にはほかのサイトにはないメリットがあります。ここでは、メリットを解説していきます。
寄付でANAマイルが貯まる
ANAのふるさと納税の最大のメリットが、寄付によりANAマイルがたまるという点です。ふるさと納税を利用しているマイラー必見のサービスです。
実際に貯まるマイルは、寄付金額１００円につき１マイルです。
例えば、１万円分の寄付で100マイル貯まりますし、10万円寄付をすれば1000マイル貯めることができます。
ANAカード利用でさらにマイルが貯まる
ANAカードを利用することで「ANAカードマイルプラス」のサービスを受けることができます。ANAカードでふるさと納税の決済を行うことで、２００円につき１マイルの追加特典をもらうことができます。
200円につき１マイルですので、還元率は0.5％です。
さらに100円につき1マイル付与されますので、還元率は合計1.5％になります。
さらにさらに、ANAカード独自のポイントが付与されます。
カードの種類にもよりますが、0.5～1.5％の還元率です。
つまり、ANAカードを利用すると2.0～3.0％の超高還元率にすることができてしまいます。
| カード種別 | ANAのふるさと納税 | ANAカードマイルプラス | カードのポイント | 合計 |
| 一般 | 1.0％ | 0.5％ | 0.5％ | 2.0％ |
| ゴールド | 1.0％ | 0.5％ | 1.0％ | 2.5％ |
| プレミアム | 1.0％ | 0.5％ | 1.5％ | 3.0％ |
最大限にマイルを獲得するためにはANAカードでの支払いをする必要があります。なお、マイルが積算されるタイミングはそれぞれ異なります。
マイルがたまれば、国内線や国際線の特典航空券に交換することができます。とくたびマイルを利用すれば片道3000マイルで航空券を発券することもできます。300マイルでも捨てたものではないですね。
1マイルの価値は特典航空券に交換すれば、2円以上の価値があるといわれていますので、最大還元率3％というのは、かなりコストパフォーマンスがいいです。
特典航空券を利用しない場合も、Amazonギフト券やホテル・レストランで利用することもできます。
ホテル・トラベル系のANAオリジナル返礼品が充実
ANA（全日空商事）の運営するふるさと納税サイトというだけあって、ANAトラベラーズホテルのクーポンなど
ホテル宿泊に利用できる返礼品や、航空券と宿泊がセットになったパックに利用可能なクーポンなどの返礼品が用意されています。
ANAですので、寄付を通じて、その土地まで飛行機に乗って移動をしてもらいたいという考えがあるようです。
マイルの積算時期
ANAのふるさと納税の特典である１％分のマイルについては、寄付を行ってから１～２か月ほどで付与されることとなっています。マイルの積算にはかなりの時間を要します。余裕をもって寄付をしましょう。
ANAのふるさと納税のデメリット
ANAのふるさと納税は上にあげてきたようなメリットがある反面、デメリットもあります。
ANAマイルを貯めたい人以外には魅力が薄れる
ANAのふるさと納税の特色はマイルが貯めやすいことです。逆に言うと、マイルを貯めたいという気持ちがないと、ANAのふるさと納税は向いていないことになります。
マイルをためるためには、ANAマイレージクラブの登録が必要になります。登録をしてない場合は、ふるさと納税をする前に手続きをしておきましょう。
ANAマイレージクラブ会員でなくても寄付はできます。ただし、寄付より前に会員登録をしておかないと、マイルはたまりません。
決済方法はクレジットカードのみ
ANAのふるさと納税は、寄付の決済手段がクレジットカードのみとなっています。銀行振り込みや、その他電子マネーなどの決済手段は利用することができません。
ANAカードの利用が一番お得にマイルを貯められますので、特に事情がない限りにはクレジットカードの利用になるかとは思いますが。
寄付可能な自治体数が少ない
ANA（全日空商事）の運営するサイトですので、ふるさと納税を専門に扱っているサイトに比べて、掲載されている自治体数が少ないです。納税をする側からすると、選択肢が広い方がいいと思います。その点、こちらのサイトでは、我慢ポイントといえます。
ANAのふるさと納税で寄付をする方法
こちらでは、ANAのふるさと納税で寄付をするための方法について、解説していきます。
ココがおすすめ
ANAのふるさと納税をする際は、ポイントサイトのモッピーを経由することをお勧めします。経由するだけで3％のマイル還元の他に、寄付額の1.5％分のモッピーポイントを還元してもらえます。（記事作成時点）
ANAのふるさと納税にログイン・登録
まずは、ログインからです。
ログインの方法として、ANAマイレージクラブと連携させる方法と連携しない方法があります。
ANAマイレージクラブ会員は登録情報を引き継ぐことができますので、スムーズな登録ができます。連携をしない場合は、「お客様情報を登録せずに寄付」を選択します。この場合は、寄付に対するマイル付与がありませんので注意が必要です。
控除額を確認（シミュレーション）
ふるさと納税上限金額の目安をシミュレーションすることができます。納税額上限の目安を確認できます。納税（寄付）者の年収と家族構成などによって異なります。
返礼品を選択しカートに追加
控除額を確認したら、その金額以内で返礼品を探します。控除額の上限の範囲内の返礼品を選ぶことをおすすめします。
カテゴリで選ぶこともできますし、人気ランキングや特集など、様々な方法で返礼品を探すことができます。
返礼品申込
返礼品を選んで、カートに追加することができたら、返礼品の申込を行います。寄付情報として、配送先の登録、希望配送時間帯の選択、ワンストップ特例申請の有無、寄付金の使い道などについて選択します。
支払方法はクレジットカード限定となります。ANAカードであれば、さらにボーナスマイルが追加されます。決済が完了すると申し込みは完了です。
ワンストップ申請・確定申告を行う
寄付金を実際に税金控除させるためには、ワンストップ申請もしくは確定申告を行います。
ワンストップ申請・・・寄付申込時に請求したワンストップ申請書を寄付先の自治体に送付することで手続きが完了します。ただし、寄付自治体数が5つ以内であることや、住宅ローンや医療費の控除がない方などが対象となります。また、確定申告しない方が対象です。
確定申告・・・寄付をした翌年の3月15日ごろまでに、住所地の所轄税務署にて確定申告をします。寄付先の自治体が発行する受領証を添付し申告をします。
返礼品を探す方法
返礼品を探す方法をご紹介します。カテゴリーや寄付金額別など、返礼品を選択する手段が様々用意されています。
カテゴリ・ジャンルから探す
まずはカテゴリ・ジャンルから探す方法です。以下のようなカテゴリに分かれています。
| ジャンル | 返礼品 |
| 返礼品から探す | 肉（牛肉・豚肉・鶏肉・馬肉・ジビエ・加工肉 ） |
| 魚介類 （カニ・干物・鮮魚・えび・うに・いくら・たこ・いか・うなぎ・貝類） | |
| 野菜（じゃがいも・さつまいも・とまと・ねぎ・玉ねぎ・とうもろこし・きのこ・豆） | |
| フルーツ（イチゴ・メロン・マンゴー・りんご・梨・もも・さくらんぼ・ぶどう） | |
| 米 | |
| 定期便（肉・魚・野菜・フルーツ） | |
| 加工食品（惣菜・鍋・調味料・練り物・缶詰・乾物・漬物） | |
| 麺類（ラーメン・うどん・そば・パスタ） | |
| パン（和菓子・洋菓子） | |
| 卵・乳製品（チーズ・アイスクリーム・ヨーグルト・バター） | |
| 飲料（水・ソフトドリンク） | |
| 酒（ビール・日本酒・焼酎・ワイン・泡盛・甘酒） | |
| 旅行・宿泊・体験 | |
| 電化製品・日用品・雑貨 | |
| ファッション | |
| ANAオリジナル | |
| その他 |
寄付額から探す
寄付額から探すパターンとして、下記金額の範囲を選択するパターンと、任意の金額を指定し検索するパターンがあります。
| 寄附金額から探す | 10,000未満 |
| 10,000〜19,999円 | |
| 20,000〜29,999円 | |
| 30,000〜39,999円 | |
| 40,000〜49,999円 | |
| 50,000〜59,999円 | |
| 60,000〜69,999円 | |
| 70,000〜79,999円 | |
| 80,000〜89,999円 | |
| 90,000〜99,999円 | |
| 100,000〜999,999円 | |
| 1,000,000円〜 |
特集ページから探す
ANAのふるさと納税の特色でもあるのが、特集ページの充実です。ANAセレクトといい、他にない方法で返礼品を紹介しています。中でも「ANAのCAが選ぶ返礼品特集」はANAならではといえます。
ココがポイント
プロが選ぶ返礼品も見ていて面白いです。その道の専門家が独自の視点で返礼品を選び、紹介しています。
地域から探す
都道府県名を選択し、自治体名を選択し返礼品を探す方法です。寄付をしたいという自治体がもともと決まっている場合は、こちらから進みます。
まとめ
以上が、ANAのふるさと納税のご紹介でした。最大のメリットはマイルが最大３％の還元率で貯まるということです。ふるさと納税を専門に扱っているポータルサイトと比較をすると掲載自治体数や返礼品数が少ないですが、ANAならではの旅行・宿泊系の返礼品が多く用意されています。
ANAの運営するサービスとして、今後も期待ができる「ふるさと納税」のサイトだと思います。
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