マイルという言葉は知っているけれども、具体的にどうやったら貯められるのか、どうやって使うことができるのかわからないという方のために、この記事では、マイレージの基礎の基礎として解説をしていきたいとおもいます。

ANAマイレージクラブとは
ANAマイレージクラブはANA提供するマイレージサービスです。マイレージサービスは、わかりやすく言うと、お店のポイントカードのようなものと考えていただければ大丈夫です。
「ポイント≒マイル」で、ANAの飛行機るとマイルがたまります。
貯めたマイルの使い道は主に特典航空券に交換します。マイルをたくさん貯めれば、国内線・国際線問わず、航空券に交換できてしまいます。
さらに、ファーストクラスやビジネスクラスなどに登場することも夢ではないです。
マイルをためるためにはANAマイレージクラブに入会する必要があります。入会金や年会費は無料ですので、気軽に登録することができます。
デジタルカードであればすぐに発行できます。
マイルの概要
では、飛行機に乗ることによって貯められるマイルはどのようなものなのか、概要を解説していきます。
マイルの概要
- 3,000マイルから特典航空券に交換可能
- 特典航空券以外にも交換先がある
- 有効期限は3年間
- 1マイルの価値は最大20円以上
- 飛行機に乗らずマイルを貯める方法がある(陸マイル)
3000マイルから特典航空券に交換可能
まず、マイルを特典航空券に交換するためには、「何マイル貯めればいいの?」という疑問を持つのではないでしょうか。
最低交換ライン
- トクたびマイル(国内のみ) 片道3,000マイル
- 国内線特典航空券 片道5,000マイル〜
- 国際線特典航空券 往復12,000マイル〜
いかがでしょうか?
目安として羽田空港⇔那覇空港までの普通席(フレックス運賃)で登場した場合に貯まるマイル数は片道984マイルです。
3,000マイルから交換できることを考えると、意外と少ないマイルで航空券に交換できると思いませんか?
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特典航空券以外にも交換先がある
マイルを貯める大半の目的は特典航空券への交換かと思いますが、マイルの交換先は特典航空券だけではありません。
ANAマイルの交換先
- 国際線アップグレード(エコノミーからビジネスなど)
- Tポイント、nanaco、楽天ポイントなど28の交換先
- ANAスカイコイン(1コイン1円で航空券に利用可能)
- ANAショッピング、ANAセレクション
- 提携パートナーの宿泊・食事クーポン
他多数
以上のように、特典航空券以外の交換先が様々用意されています。マイルを使い切れないようなときは、他社ポイントに交換することも選択肢に入れることができます。
有効期限は3年間
残念ながらANAマイルには有効期限があります。有効期限はマイルが貯まった月から36ヶ月後の月末まで有効です。つまり、貯めたマイルは3年以内に使用する必要があります。
ポイント
有効期限までにマイルを使用すればいいので、必ずしも、特典航空券の搭乗日がマイルの有効期限内である必要はありません。特典航空券は発券から1年以内であれば搭乗券を変更することができます。
なお、ダイヤモンドステイタスやミリオンマイラーといった上級ステイタス会員は有効期限が撤廃されます。
1マイルの価値は20円を超えることもある
1マイルの価値は、何に交換するのかによって、大きく変わります。やはりマイルの価値を一番上げられるのは、特典航空券への交換です。
例えば、国内線特典航空券に交換をした場合は、1マイル=2〜5円程度の価値で利用することができます。
中でも国際線特典航空券のファーストクラスへの交換で威力を発揮します。1マイルの価値が一気に上がります。1マイル=10〜20円程度の価値で利用することができます。100万円以上の航空券を10万マイル台の消費で交換できてしまいます。
飛行機に乗らずマイルを貯める方法がある(陸マイル)
マイルは飛行機に頻繁に乗る人でもないと、特典航空券に交換できるほど貯められないと思っている方もいるかと思います。でも安心してください、飛行機に乗らなくても、マイルを貯めることができます。
マイルを貯める方法は次のような方法があります。
マイルを貯める方法
- クレジットカードのポイントを交換
- ANAのサービス利用で貯める
- ANAカードの入会・継続で貯める
- ANAカードのマイルプラス加盟店で貯める
- クレジットカードの入会キャンペーンで貯める
- ポイ活をして貯める
飛行機に乗ることだけでは難しいマイル数でも、以上のような方法を組み合わせることで、簡単にマイルを貯めることができます。
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マイルのデメリットもあります
いいことばかり述べていても、信用されないかと思いますので、お伝えしておきたいことが2つあります。それは、LCCの存在と、特典航空券が取れないことについてです。
LCCはかなり安価にチケットが取れる
マイルの価値が1マイル2円以上で利用できたとしても、それはANAのチケットが高額だからだという話もあると思います。東京(羽田)から大阪(伊丹)までの必要マイル数は5,000マイル~ですが、LCCであれば東京(成田)→大阪(関空)まで最安4,120円です。
ANAとLCCは価格だけでは単純比較はできませんが、このような場合だと、1マイルの価値は1円もないという見方ができます。
ただしLCCに比較すると、ANAなどのFSC(フルサービスキャリア)の方が、定時運行性や、手荷物許容量、座席の広さ、キャンセル規定など様々な優位点があります。
特典航空券が取れないこともある
特典航空券はいつでも予約できるわけではありません。飛行機1便につき、発券可能な特典航空券の枚数に限りがあります。また、年末年始やGW、お盆など需要が多くなる時期もチケットが取りづらくなります。
マイルを貯めることがおすすめな理由

クレジットカードポイントの交換先としてコスパがいい
通常のクレジットカードであれば、還元率1%前後のポイントサービスを行っているところが多いです。その貯めたポイントも1ポイント=1円として、Tポイントや楽天ポイント、dポイントなどのポイントサービスに交換したり、クレジット使用額から天引きしたりして使用するパターンがほとんどです。
この場合は、1ポイントは1円としてしか使えません。
逆に、還元率1%で1ANAマイルに交換する場合を考えてみましょう。
特典航空券に交換をした結果、1マイルあたり5円相当の価値で航空券が手に入ったとします。
すると、クレジットカードの還元率が1%であったとしも、100円の支払いで5円の還元になります。通常のカードで言う還元率5%です。還元率5%の高コスパカードは存在しませんので、マイルを貯めることがいかにお得なのかわかります。
飛行機の旅行が身近になる
飛行機に乗って旅行をするということがマイルを貯めることによって身近になります。飛行機に乗るということはなんとなく身構えてしまいませんか?私もマイルを本格的に貯めるようになるまではハードルの高い乗り物の一つでした。料金的にも、手続きの煩雑さ的にも、飛行機は他の交通機関に負けるところは多いのではないかと思います。また遠方に行くよりも近郊で旅行をしたほうが気軽さがあります。
旅行に行けるくらいのマイルを持っていれば、今まで行けなかった場所や、行ったこともない場所に行ってみたり、つかの間の余暇を楽しんだりするためのきっかけを与えてくれます。
お得な旅行ができる
マイルを貯める最大のメリットは、通常のチケットを購入することに比較して、かなりお得に航空券が手に入ることだと思います。旅行にかかる出費の中でも、移動・交通費がかなりの割合を占めることが多いかと思います。マイルを日々コツコツと貯め続ければ、旅行の出費を抑えることができるようになります。
マイルを貯めれば夢が広がる
マイルを貯めることがいかに素晴らしいことなのかわかっていただけたかと思います。今までマイルの価値をあまり知らなかったという人にも、1マイルの価値がいかに高いかご理解いただけたのではないでしょうか。
クレジットカードで貯めていたポイントを1ポイント=1円として利用していた方は後悔していませんか?1ポイント=1マイルに交換していれば、1マイル2~20円の価値になります。ポイントの交換先としてマイルは非常に有効な選択肢です。
ANAマイレージクラブに登録して、マイルを貯めるマイラーになれば、たのしいことがたくさんありますよ。