ANAマイルの使い道の一つである、いっしょにマイル割ですが、ANAの公式サイトでは航空チケットが安価に手に入るお得さが売り文句です。いっしょにマイル割が本当にお得に、航空チケットを発見することができる方法なのか検証してみました。
いっしょにマイル割については下記の記事で解説しています。
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ANAいっしょにマイル割とは?特典航空券との違いと活用法を徹底解説
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いっしょにマイル割の基本概要
ANAが提供する「いっしょにマイル割」は、ANAマイレージクラブ会員が保有するマイルを使用して、同行者と一緒に国内線航空券をお得に予約できる特別なサービスです。通常の特典航空券とは異なり、代表者のマイルと同行者の現金運賃を組み合わせて利用する点が特徴です。
代表者がマイルを使用して航空券を発券
代表者は必要マイル数を使用して特典航空券を発券します。発券に必要なマイル数は通常の特典航空券と同じですが、いっしょにマイル割を利用することで、同行者の航空券が特別運賃で購入できます。
同行者は割安な運賃で航空券を購入
同行者は現金支払いで特別割引運賃を利用できます。運賃は路線や時期によって変動しますが、通常運賃よりも割安に設定されています。
利用可能な人数と対象路線
いっしょにマイル割は、代表者を含め最大4名まで利用できます。対象路線はANA国内線全路線で、空席がある限り利用可能です。
・代表者はマイルで発券、同行者は現金支払い
・最大4名まで利用可能
・ANA国内線全路線が対象
いっしょにマイル割の利用条件
いっしょにマイル割を利用するには、ANAマイレージクラブ会員であることが必須です。また、代表者がマイルを保有している必要があります。予約時には、同行者の情報も同時に登録する必要があります。
予約期間と発券期限
予約は搭乗日の355日前から可能で、出発の前日までに発券を完了する必要があります。ただし、混雑する時期や人気路線では早期に満席になるため、できるだけ早めの予約がおすすめです。
対象運賃と座席クラス
いっしょにマイル割は、普通席(エコノミークラス)のみが対象です。プレミアムクラスや国際線には適用されません。
キャンセルや変更の取り扱い
キャンセルや変更には制限があります。代表者の特典航空券をキャンセルする場合、同行者の航空券も自動的にキャンセルされます。手数料や払い戻しルールについては公式サイトで必ず確認しましょう。
・代表者はANAマイレージクラブ会員でマイルを保有
・予約は搭乗日の前日までに発券
・普通席のみ対象、プレミアムクラスは対象外
通常の特典航空券との違い
通常の特典航空券は、利用者全員がマイルで航空券を発券します。一方、いっしょにマイル割は代表者のみマイルを使用し、同行者は現金で割引運賃を支払います。
マイル節約効果が大きい
同行者全員分のマイルを用意する必要がないため、マイルの消費を抑えられる点が大きなメリットです。特に、家族や友人との旅行で大きく効果を発揮します。
座席数の確保がしやすい
特典航空券は座席数に制限があるため、複数人分を同時に確保するのが難しい場合があります。いっしょにマイル割では同行者は現金運賃扱いのため、比較的座席を確保しやすいのも魅力です。
いっしょにマイル割がお得かどうか比較する前に
いっしょにマイル割の比較は難しい
率直に申し上げますと、いっしょにマイル割が得かどうか計算する方法は難しいです。
いっしょにマイル割は、現金とマイルの組み合わせですので、現金のみでチケットを購入したい側の人がする比較と、マイルのみで特典航空券に交換して利用したいと考える人がする比較の2パターンがあると思います。
どの比較をするかによって、お得度合いが変わってきてしまうのが実情です。また、1マイル当たり何円の価値があると考えるかによっても、お得度合いが変わってきます。
いっしょにマイル割で現金を支払わなければならない同行者は、マイルやプレミアムポイントが貯まります。これらをどれだけ考慮するかによってかなり深い話になってきてしまいます。
搭乗券の券種により条件が違う
航空券のチケットは、搭乗日や座席種別、販売券種等によって価格が大きく異なります。また、それぞれ予約変更の可否やキャンセル規定などで違いがあります。
いっしょにマイル割は払い戻し・変更規定が厳しめ
いっしょにマイル割は、他の券種に比べて払い戻しと変更が厳しめです。変更は不可、払い戻しの際は支払った、10,000マイルは戻ってこないなど、予約は慎重にする必要があります。厳しめな分、安くなるということでもあります。単純な金額比較が難しくなる点でもあります。
1マイルをいくらと考えるかで変わってくる
マイルの価値をいくらと考えるかによってお得度合いが変わります。特典航空券に交換をした際のマイルの価値は国内線の場合2~5円程度になることが多いです。2円と考えるのか5円と考えるのかによって、比較の点で変わってきます。
この記事では、便宜的にマイルの価値を1マイル=2円と換算しています。
同伴者にはマイルとプレミアムポイントが貯まる
10,000マイルを使う本会員にはマイルはたまりませんが、同伴者はお金を払ってチケットを購入するので、マイルとプレミアムポイントが貯まります。

いっしょにマイル割(同行者)のマイル積算率は75%です。スーパーバリュー運賃と同じマイル積算率です。
いっしょにマイル割と他の運賃と比較するときは、本会員のマイルが貯まらない分を考慮して比較しても良いかもしれません。
2025年の運賃例
| 区間 | 通常 | GW | ピーク |
| 東京ー札幌 | 13200 | 13200 | 15800 |
| 東京ー旭川 | 13200 | 13200 | 15800 |
| 東京ー函館 | 13200 | 13200 | 15800 |
| 東京ー大阪 | 10700 | 10700 | 10700 |
| 東京-福岡 | 13200 | 15800 | 15800 |
| 東京ー那覇 | 13200 | 18300 | 18300 |
| 東京ー宮古 | 15800 | 18300 | 18300 |
| 東京ー石垣 | 15800 | 18300 | 18300 |
利用不可期間・・・8/5~8/15、12/23~1/3
ピーク期間・・・3月下旬、7月中旬~8月末(利用不可期間除く)
予約時期によりお得度合いに違いがある
搭乗日までに日数的余裕がある場合(SV75)
搭乗日までに日数があるほど、お得に購入できる搭乗券が販売されています。中でもスーパーバリュー75は75日前に購入で、最も安価なチケットが手に入ります。スーパーバリュー75(SV75 )といっしょにマイル割を比較をしてみます。
路線をいくつかピックアップして比較してみました。
便宜的に、1マイルの価値を2円として計算しています。(辛めの評価をしています)
人数が増えるごとにお得度合いが変わりますので、2人の場合と4人の場合をご紹介します。
2人のとき(2023年2月11日(土)の運賃)
| SV75 | いっしょにマイル割 | |||
| 区間 | 運賃 | 1マイル2円で計算 | SV75 との比較 | |
| 羽田⇔那覇 | 39,240円 | 26,400円+10,000マイル | 46,400円 | +7,160 |
| 羽田⇔伊丹 | 41,440円 | 21,400円+10,000マイル | 41,400円 | -40 |
| 羽田⇔福岡 | 51,530円 | 26,400円+10,000マイル | 46,400円 | ‐5,130 |
4人のとき (2023年2月11日(土)の運賃)
| SV75 | いっしょにマイル割 | |||
| 区間 | 運賃 | 1マイル2円で計算 | SV75 との比較 | |
| 羽田⇔那覇 | 78,480円 | 79,200円+10,000マイル | 99,200円 | +20,720 |
| 羽田⇔伊丹 | 82,880円 | 64,200円+10,000マイル | 84,200円 | +1,320 |
| 羽田⇔福岡 | 103,060円 | 79,200円+10,000マイル | 99,200円 | -3,860 |
羽田⇔那覇路線は1マイル=2円で計算したときに、SV75で購入した方が安くなります。いっしょにマイル割での購入には向きません。
羽田⇔伊丹路線は、SV75もいっしょにマイル割もそこまで金額的に差はありません。
羽田⇔福岡路線は、いっしょにマイル割の方が安く購入できます。
結論、どちらがお得かは、路線によります。
搭乗日のSV75運賃を調べてみて、いっしょにマイル割と比較して検討してみましょう。
搭乗日間近(V3)
搭乗間際は運賃が最も高くなりがちです。搭乗前日購入の場合を考えてみます。券種はバリュー3です。
2人のとき(2022年10月23日(日)の運賃)
| SV75 | いっしょにマイル割 | |||
| 区間 | 運賃 | 1マイル2円で計算 | SV75 との比較 | |
| 羽田⇔那覇 | 109,240円 | 26,400円+10,000マイル | 46,400円 | ‐62,840 |
| 羽田⇔伊丹 | 62,240円 | 21,400円+10,000マイル | 41,400円 | ‐20,840 |
| 羽田⇔福岡 | 114,320円 | 26,400円+10,000マイル | 46,400円 | -67920 |
4人のとき (2022年10月23日(日)の運賃)
| SV75 | いっしょにマイル割 | |||
| 区間 | 運賃 | 1マイル2円で計算 | SV75 との比較 | |
| 羽田⇔那覇 | 218,480円 | 79,200円+10,000マイル | 99,200円 | ‐119,280 |
| 羽田⇔伊丹 | 124,480円 | 64,200円+10,000マイル | 84,200円 | ‐40,280 |
| 羽田⇔福岡 | 135,840円 | 79,200円+10,000マイル | 99,200円 | ‐36,640 |
1マイルの価値を計算して見ると次のようになります。
羽田⇔伊丹は62,240円-21400円=40,840円です。
40,840円を10,000マイルで割ると、1マイル=4.08円になります。
羽田⇔那覇は1マイル=11.9円まで価値が上がります。
搭乗日直前の場合は、2人の場合も4人の場合も「いっしょにマイル割」を購入した方が得だという計算になります。しかし、直前になるほど特典航空券の予約枠が埋まってしまっている可能性があるので、予約ができたらラッキーというところでしょう。
特典航空券と比較した場合
特典航空券のメリットは変更が可能で、手数料片道1人3,000マイルで払い戻し可能という点です。いっしょにマイル割よりも使用するマイル数は多くなります。
レギュラーシーズンの羽田⇔那覇の場合
レギュラーシーズンの「羽田⇔那覇」は往復1人18,000マイルです。2人だと36,000マイルになります。4人だと72,000マイルです。ここまでくるとマイルを貯めることに苦労する方も多いと思います。
| 特典航空券必要マイル | いっしょにマイル割 | 1マイルの価値 | |
| 2人 | 36,000マイル | 26,400円+10,000マイル | 1円(26,400/26000) |
| 4人 | 72,000マイル | 79,200円+10,000マイル | 1.27円(79,200/62,000) |
1マイルの価値の計算方法(2人の場合)
いっしょにマイル割の場合、1人は10,000マイル、もう1人は26,400円です。
特典航空券の場合を、上にならって1人10,000マイル、もう1人を26,000マイルとします。
26,400円=26,000円の利用価値になっているので、割り出して26400円/26000マイル。
1マイル=約1円という計算になります。
いっしょにマイル割と特典航空券を比較すると、どれくらい「いっしょにマイル割」が安いことがわかるのではないでしょうか。1マイルの価値がかなり低くなってしまうことがわかります。
ローシーズンの羽田⇔伊丹の場合
レギュラーシーズンの「羽田⇔伊丹」は往復1人10,000マイルです。2人だと20,000マイルになります。4人だと40,000マイルです。
| 特典航空券必要マイル | いっしょにマイル割 | 1マイルの価値 | |
| 2人 | 20,000マイル | 21,400円+10,000マイル | 2.14円(21400/10000) |
| 4人 | 40,000マイル | 64,200円+10,000マイル | 2.14円(64200/30000) |
この場合は、1マイルの価値が2円以上になります。沖縄に行く路線よりも、利用する価値が下がります。(マイルを使った方がお得。)
いっしょにマイル割は距離によってそこまで料金が上がりません。対して特典航空券は距離によって必要マイル数が大幅にアップします。
つまり、距離が遠いほど、いっしょにマイル割がお得になる可能性が高いということになります。
いっしょにマイル割にすると、現金を使わなければならないデメリットがあります。しかし、限られたマイルを有効に使うためには、いっしょにマイル割をうまく使っていくというのが、有効な戦略になってくるでしょう。
いっしょにマイル割のメリットとデメリット
メリット
- マイルの消費を抑えられる:代表者1名分のマイルだけで複数人分の航空券が手配できるため、マイルを効率よく使えます。
- 複数人での旅行に最適:家族旅行や友人との旅行など、2人以上での移動に向いています。
- 座席確保がしやすい:同行者は有償航空券扱いになるため、特典航空券のような座席数制限を気にせず予約しやすいです。
デメリット
- 代表者が必ず搭乗する必要がある:代表者が搭乗しない場合、同行者も利用できません。
- プレミアムクラスは利用不可:普通席のみが対象となるため、上位クラスを希望する場合には向きません。
- 変更やキャンセルに制限がある:代表者のキャンセルが発生すると、同行者分も自動的にキャンセル扱いになります。
複数人での旅行を予定している場合は、いっしょにマイル割が非常にお得です。ただし、代表者が欠席すると全員がキャンセルになる点には注意が必要です。
いっしょにマイル割の予約方法
STEP1:ANA公式サイトにログイン
ANAマイレージクラブ会員情報でログインし、「国内線航空券予約」から「特典航空券」メニューを選びます。
STEP2:搭乗者情報を入力
代表者と同行者の氏名、年齢などを入力します。同行者はANAマイレージクラブ会員でなくても利用可能です。
STEP3:空席状況を確認し予約
空席を確認し、代表者はマイルで発券、同行者は割引運賃で支払いを行います。
いっしょにマイル割をお得に使うコツ
① 早めの予約がカギ
いっしょにマイル割は、空席状況に応じて運賃が変動します。人気路線や繁忙期は早めに満席になるため、できるだけ早期に予約することでお得な価格を確保しやすくなります。
② 搭乗人数を最大限活用する
代表者1名分のマイルで最大3名まで同行できるため、4人で利用するほど1人あたりのマイル消費効率が高まります。家族旅行や友人旅行など、大人数での利用がおすすめです。
③ 特典航空券が取りにくい路線で活用
特典航空券の枠が少ない路線でも、同行者は現金運賃扱いになるため座席確保がしやすいです。地方路線や人気の観光路線で特に有効です。
・家族4人での帰省や旅行
・特典航空券が取りにくい時期や路線
・マイルを効率よく活用したいとき
いっしょにマイル割はどれだけお得?料金比較
通常の特典航空券との比較
| 利用方法 | 必要マイル数 | 支払総額(4人分) |
|---|---|---|
| 特典航空券(4人分) | 往復30,000マイル × 4人 = 120,000マイル | 0円(マイルのみ) |
| いっしょにマイル割 | 往復30,000マイル × 1人 = 30,000マイル | 同行者3人分の現金運賃(例:1人15,000円 × 3人 = 45,000円) |
上記の例では、通常の特典航空券よりも90,000マイルの節約が可能になります。特にマイル残高が少ない場合でも、少ないマイルで家族全員分の航空券を手配できる点が大きな魅力です。
実際に使った人の口コミ・評判
いっしょにマイル割は、家族旅行や友人との旅行で活用している人が多く、「マイルの消費を抑えられて助かる」「特典航空券の枠が取れなくても使えるのが便利」といった声が寄せられています。
いっしょにマイル割は、マイルが少ししかない方や、大人数で旅行したい方に特におすすめの制度です。ANAマイルを無駄なく使いたい方は、ぜひ活用してみてください。
いっしょにマイル割のよくある質問(Q&A)
Q1. 代表者が搭乗できなくなった場合、同行者だけ利用できますか?
代表者が搭乗しない場合、同行者も利用できません。代表者が欠席すると予約は全てキャンセル扱いになります。
Q2. 同行者はANAマイレージクラブ会員でなくても大丈夫ですか?
はい、同行者はANAマイレージクラブ会員でなくても利用可能です。ただし、予約時には氏名や年齢などの情報を登録する必要があります。
Q3. プレミアムポイントやマイルは貯まりますか?
同行者の航空券は有償航空券扱いとなるため、搭乗区間に応じたマイルやプレミアムポイントが積算されます。
Q4. 変更やキャンセルはできますか?
代表者がキャンセルすると、同行者の航空券も自動的にキャンセルされます。手数料や払い戻し条件は通常の特典航空券と同じです。
同行者は現金支払いのため、マイルやプレミアムポイントが貯まる点は隠れたメリットです!
まとめ|いっしょにマイル割はこんな人におすすめ
いっしょにマイル割は、マイルを効率的に使って家族や友人と旅行したい方に最適な制度です。
- ✅ マイルをあまり持っていないが家族全員で旅行したい
- ✅ 特典航空券が取りにくい路線で旅行したい
- ✅ マイルを節約しつつ効率よく活用したい
チケットの変更・払い戻し規定やマイル獲得の条件によって、比較は変わってきてしまいますが、いっしょにマイル割が利用者にとって徳の多い仕組みだということがわかります。
いっしょにマイル割がお得になるパターンは多く存在します。航空券を通常購入するよりも安くなるパターンを見つけて、利用することをお勧めします。
ただし、購入するタイミングに、スーパーバリュー運賃など早期購入の割引価格で販売されているタイミングの時は、いっしょにマイル割が高くつくこともありますので注意が必要です。
搭乗日直前期での購入は、いっしょにマイル割が圧倒的に安くなることが多いです。その反面で、特典航空券の予約可能枠の性質上、予約が取れなくなる可能性が高くなってしまいます。
いっしょにマイル割は、タイミングを見極めて利用することができれば、かなりお得なANAサービスだと思いました。
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いっしょにマイル割は、ANAマイルを最大限に活用したい方にとって非常に魅力的な制度です。特に、マイルがあまり貯まっていない場合でも、家族や友人と一緒に旅行できる点は大きなメリットです。
マイルの価値を最大限に引き出し、賢く旅を楽しみましょう!
1万マイルの貯め方
1万マイルは簡単に貯めることができます。マイルの貯め方については、下記の記事を参考にしてください。
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