今回はタクシー配車アプリ「Uber Taxi」をご紹介します。海外ではタクシーアプリとして一大勢力ですが、日本ではタクシーよりもフードデリバリーが有名です。
国内においても徐々に勢力を拡大しつつありますので、利用して見る価値があります。
Uber Taxi(ウーバータクシー)の概要
Uber Taxi(ウーバータクシー)はUber Japan株式会社が運営するタクシー配車アプリです。海外ではウーバーと契約しているタクシー会社以外の自家用車が配車されることこもありますが、国内では普通のタクシー会社のタクシーが配車されます。(国内では自家用車でタクシー事業を行うことは今のところ禁止されています。)
以下のエリアで利用可能です。
エリア | 地域 |
---|---|
関東 | 東京、横浜 |
関西 | 大阪、京都、淡路島、京丹後 |
北海道・東北 | 中頓別、青森、仙台、郡山 |
中部 | 名古屋 |
中国・四国 | 広島、福山、高知 |
九州・沖縄 | 福岡 |
東京23区発の乗車は、1乗車につき100円のアプリ手配料金がかかります。
タクシー配車アプリならではのメリットやウーバータクシーならではの特徴がありますので、以下でご紹介していきます。
Uber Taxi(ウーバータクシー)のメリット
Uber Eatsのアカウントを利用可能
Uber Eats(ウーバーイーツ)のアカウントを持っている場合は、Uberタクシーも同じアカウントでログインすることができます。改めて、煩わしい登録作業をする必要がありません。
海外のUberアカウントと同一
海外のUberで利用するアカウントと国内で利用できるアカウントは同一となっています。そのため、新たにアカウントを作り直す必要はありません。ただし、海外で利用したことがある場合は、初回利用をしているアカウントとして判断されますので、初回限定クーポンの利用ができないこととなっています。
ハイヤーも簡単に配車可能
エリア限定でハイヤーを配車することができます。エリア限定ですが、タクシー配車依頼時に、ウーバープレミアムを選択するだけで、配車することができます。
ウーバープレミアムの料金体系は、通常のタクシー基本料金と、アプリ手数料、ピーク時間帯料金の3つで計算されます。基本料金は乗車時間と移動距離によって計算されます。アプリ手数料は、配車時にかかる料金で一定の料金がかかります。ピーク時間帯料金は、利用する時間帯の需要によって、一時的に加算される料金です。
深夜料金や高速道路料金等は料金に含まれているため、別途追加で請求されることはないため、お得に移動ができます。
事前に概算料金がわかる
乗車場所と目的地を指定すると、配車前に概算料金がわかります。
アプリ内決済が便利
アプリ内で決済が可能で、タクシー降車時に支払いをする必要がなく、スムーズな移動が可能です。事前にアプリでクレジットカードなどの情報を入力しておくだけで、アプリ内で決済をすることができます。
領収書の発行が簡単
ウーバータクシーを利用して乗車したタクシーの領収書は、乗車後にメールで送られてきます。また、アプリ上でも確認することができます。乗車履歴から領収書を発行することができます。
Uber Taxi(ウーバータクシー)の使い方
step
1アプリをインストール
まずは、アプリをインストールします。
アプリは無料で利用できます。
step
2アプリを起動・初期登録
インストールが完了したらアプリを起動しましょう。
位置情報を許可しておくと、タクシーの配車時などに便利です。位置情報を許可することによって、アプリ上で現在地が表示されるようになります。乗車場所を指定ときなどに使用します。
登録に必要な情報
- 電話番号もしくはソーシャルメディアアカウント(Google,Facebook)
- 氏名
- メールアドレス
- パスワード
- 支払い方法
電話番号を入力すると、SMSの認証コードが送付されます。認証コードをアプリに入力します。
クレジットカードの登録
クレジットカードを登録することで、アプリ決済をすることができます。アプリ決済では乗車料金が自動的に指定の支払い方法で決済されるようになります。そのため、降車時の車内での支払いが不要になります。
クーポンの登録
クーポン番号を登録することで2000円分のクーポンを獲得することができます。メニュータブを開いて、「ウォレット」、「プロモーションコードを追加」の順に進みます。
プロモーションコードを入力するとクーポンがもらえます。
クーポンの利用時は、事前に選択は不要で、適用可能なクーポンが自動適用されます。
利用規約・個人情報保護方針を承諾して、登録完了です。アプリの利用できるようになります。
step
3配車リクエスト
事前の登録が完了するとタクシーの配車ができるようになります。プロモーションコードをまだ入力していない場合は、配車リクエストの前に入力しておきましょう。プロモーションコードはアカウントメニューの「お支払い方法」→「プロモーションコードを追加」から入力できます。
配車の方法は簡単です。トップの画面にある「乗車場所を入力」を押すと、マップが表示されますので、乗車する場所にピンを立てます。場所が決まったら「乗車場所を確定」を押します。
次に行先を入力します。
行き先を入力できたら、タクシーの種類を選択します。
「タクシー」を選択すると通常のタクシーが配車されます。最も安価で台数も多いので、特段の事情がない限りはこちらを選択しましょう。
「タクシーを確認」のボタンを押し、ドライバーとのマッチングが完了すると配車が確定します。配車されたタクシーはナンバーなどの車両の詳細が表示されます。
step
4タクシーに乗車
乗車場所にタクシーが到着するまで、配車予定のタクシーが今どこを走行しているのかを地図上で確認することができます。どのくらいでタクシーが到着するかがわかるので待ち時間を有効活用できます。
事前に表示されたタクシーが乗車場所に到着したら、タクシーに乗車します。
運転手に名前を伝えます。通常の迎車のタクシーと同じです。
事前に目的地を伝えているので、運転手に改めて行先を伝える必要はありません。
step
5乗車料金を支払い
目的地に到着したら、事前にアプリで登録した支払い方法で決済されますので、車内で手続きをすることなく降車可能です。アプリ決済を設定していない場合は、通常のタクシーと同じように車内で決済をします。
キャンセル規定について
配車リクエストが完了した後も、キャンセルをすることができます。ただし、キャンセル料が発生することがあります。キャンセル規定は次の通りです。
- ドライバーが配車リクエストに応答してから5分が経過した後、お客様がキャンセルをした場合
- ドライバーが乗車場所に到着してから5分が経過した後、待ち合わせができずドライバーがキャンセルをした場合
以上の2つの場合に、キャンセル料が発生することとなっています。
キャンセル料金は500円となっています。
キャンセル料金は、指定された場所に向かうために費やした労力や対価として、ドライバーパートナーに支払われることとなっています。
キャンセルポリシーの詳細は公式サイトをご確認ください。
羽田空港定額運賃を利用可能
対象のエリアから羽田空港までの区間を利用する場合は、運賃を定額料金で利用可能です。対象エリアと料金は次の通りです。
羽田空港と対象エリア間
- 羽田 <> 江戸川区:8,200 円
- 羽田 <> 台東区・墨田区: 8,400 円
- 羽田 <> 文京区: 8,600 円
- 羽田 <> 千代田区:6,900 円
- 羽田 <> 新宿区:8,300 円
- 羽田 <> 渋谷区: 7,800 円
- 羽田 <> 足立区:10,200 円
- 羽田 <> 葛飾区: 10,400 円
- 羽田 <> 荒川区:9,500 円
- 羽田 <> 北区:10,100 円
- 羽田 <> 豊島区:10,200 円
- 羽田 <> 中野区:9,100 円
- 羽田 <> 杉並区: 9,900 円
- 羽田 <> 世田谷区: 8,100 円
- 羽田 <> 板橋区 : 11,300 円
- 羽田 <> 練馬区: 11,700 円
- 羽田 <> 武蔵野市: 12,800 円
- 羽田 <> 三鷹市: 12,200 円
注意事項
空港定額運賃を利用する際の注意点は次の通りです。
- 大田区・品川区・目黒区・港区・中央区・江東区は定額料金の対象外
- 高速道路利用の場合は、高速料金が別途必要
- 首都高速の利用が原則(一般道指定の場合は定額運賃対象外)
- 利用の開始と終了までが午後10時から午前5時までに全て含まれる場合は、深夜早朝割増運賃となる。
- 配車後の定額運賃からメーター運賃への変更はできない
おわりに
以上が、Uber Taxiのご紹介でした。海外で利用すると自家用車が配車されるといったこともありますが、日本国内ではきちんとした資格を持ったタクシー会社の車が配車されるため、安心して利用できます。
国内でウーバーのアカウントを持っていれば、海外でもすぐに利用することができる点は、世界中で利用されているサービスを持つ、外資系企業ならではの強みとも言えます。
タクシーは需給関係により、配車しづらいタイミングというものがあります。そのため、配車する手段の一つとしても、このUber Taxiを登録しておくのもよいかと思います。