ソニア小樽という北海道にあるホテルに宿泊してきましたので、ご紹介、レビューしていきます。ソニア小樽は2017年に全面リノベーションされた、小樽運河沿いにあるヨーロッパテイストのホテルです。小樽観光に便利です。運河の見える部屋、宿泊者用の天然温泉が特徴です。ホテルの外観、客室など詳しくご紹介します。
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ソニア小樽とは
北海道の人気観光地、小樽のホテル。２０１８年には天然温泉大浴場がオープンしました。小樽観光を楽しんだ後に、温泉でリラックスするというのもよいのではないでしょうか。
立地は小樽運河沿いにあり、運河の街並みに合わせて、ヨーロッパ風の外観となっています。中もヨーロッパ調でありつつ、現代の雰囲気と調合しています。
小樽は「北の都」と称されるほど、明治時代以降に発展した土地。運河沿いの倉庫群や歴史的建造物が並ぶ街並みはこの場所ならではの景色です。
客室数は149室と中規模なホテルです。運河を見渡すことのできるカナルツインや最大宿泊人数4名のデラックスファミリートリプルなどの客室を揃えます。客室内はロンドンから輸入したアンティークな家具がそろえられています。
ソニア小樽の所在地・アクセス
小樽運河沿いに位置する観光便利なホテル
ホテルを出るとすぐに運河を散策することもでき、さらに歴史的建造物が多く並ぶ境町通りへも近いので、観光地へのアクセスは良好な場所に位置しています。
また、小樽駅からも徒歩8分、タクシーでも5分程度で到着します。
所在地・アクセス
所在地：〒047-0031 北海道小樽市色内1-4-20
電話番号：0134-23-2600（代表）
アクセス
最寄駅から
- JR小樽駅より徒歩8分
高速道路利用
- 小樽I.C.より車で5分
主要駅から
- JR札幌駅よりJR小樽駅まで電車で35分
- 新千歳空港よりJR小樽駅まで電車で85分
今回の宿泊代金
宿泊タイプ： 【南館・北館//運河側】カナルスタンダードツインB
宿泊日程：9月の金曜日に1泊
食事：なし
金額：2名で18,300円（1人当たり9,150円）
食事なしで、2人で2万円弱。安くはないホテルです。付加価値として、部屋から小樽運河を見ることができるカナルツインを予約しました。夜景なども見えるとのことで楽しみな点です。
温泉も無料で入ることができるので、宿泊代金に含まれているということになります。
チェックイン・チェックアウト時間
チェックイン 15:00から
チェックアウト 11:00まで
ホテルの写真とレビュー
今回は、14時過ぎにホテルに到着し、荷物だけ預けてから観光に出ようと思っていました。フロントで伝えたところ、「すでに部屋の準備はできているので、チェックインできますよ」とのことで、チェックイン手続きを行い部屋に入室。
外観
外観は石畳が敷かれており、ヨーロッパ調の落ち着いた雰囲気があります。
タクシーで到着した際は、ホテル玄関正面あたりの、道路上に到着します。
なお、玄関前にホテルの人は立っておらず、タクシーが到着しても、人が出てくる様子はありませんでした。重たい荷物を手伝ってもらいたいというサービス要望は応えてもらいづらいかもしれません。
隣の南館は建物の中でつながっており、1階はカフェになっています。
フロント・ロビーフロア
正面玄関を入って1階がロビーフロアです。ロビーフロアは落ち着いた雰囲気のある空間です。冬場の寒い北海道でもあったかい気持ちになれそうな感じ。
高級感のあるソファーが設置されており、チェックイン時などにくつろぐことができます。
おしゃれなオブジェが並んでいます。
北館の1階はレストランになっています。
部屋・内観
こちらが部屋の内観です。カナルスタンダードツインルームです。21.5㎡の客室です。
南館の3階でした。
ドレッサーです。椅子もあるので、ちょっとした作業にも問題ありません。
スーツケースを置ける机もあります。
イスとテーブルがあります。普通のクッション性のある椅子です。
ベットの上には、パジャマも置いてあります。足元にはカバーがしてありますので、靴のまま寝転ぶ需要にもこたえてくれています。日本人にはあまりいないかもしれませんが、、
ズボンプレッサーやスリッパもあります。
冷蔵庫、電気ポット、コップ類が格納されています。
煎茶が用意されています。コーヒーや紅茶はありませんので各自で用意する必要があります。
電飾にはこだわりを感じました。ホコリが溜まっていて、清掃できていない様子があったのが残念。
部屋からの景色
目の前が小樽運河です。運河側を指定したプラン（カナル）は少し高くなりますが、その価値はあるのではないでしょうか。
バスルーム・トイレ・アメニティ
バスルームに関しては、大浴場の温泉がついていますので、室内のほうは入らない方もいると思います。バスルームはこちら。
ドライヤーとフェイス・ハンドウォッシュです。
ヘアゴム・カミソリ・歯ブラシです。
空調設備
独立空調で温度設定が可能です。温度設定、風量の強弱等も調整できました。
ただし、設定は20分程度でオフになる（電源が切れる）仕様になっているようです。
実際、暑さを感じて夜中も目を覚ましてしまいました。
気にされる方はご注意を。
館内図・利用案内
3つの建物からなっています。中央の建物の最上階が天然温泉大浴場です。
天然温泉大浴場「小樽運河の湯」
チェックアウトしてから、天然温泉に向かいました。天然温泉は本館最上階の７階にあります。エレベーターはルームキーにより動くようになりますので、男女別れて乗る場合は、２枚持っていく必要があります。
営業時間：PM３〜AM０、AM６〜１０AM
館内着で行くことができますが、大浴場内にタオルがありませんので、室内のタオルを持っていく必要があります。バスタオルはもちろんですが、ハンドタオルも持っていくのを忘れずに。また、館内の移動はスリッパでも構いません。追加のタオルはフロントで受け取ることができます。
公式サイトより
小樽運河を見下ろすことのできる天然温泉です。保湿性があり湯冷めしにくい泉質とのことです。
さらに詳しく
泉質：ナトリウム-塩化物・硫酸塩源泉（弱アルカリ性低張性温泉）（旧泉質名：含茫硝一食塩泉）
療養泉の一般的適応症（浴用）：筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり（関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期）、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下（胃がもたれる、腸にガスがたまるなど）、軽症高血圧、耐糖能異常（糖尿病）、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、自律神経不安定症、時の痛み、ストレスによる諸症状（睡眠障害、うつ病など）、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質別適応症（浴用）：きりきず、抹消循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚感染症
泉質別適応症（飲用）：萎縮性胃炎、便秘、胆道系機能障害、高コレステロール血症
男湯には浴槽は一つでサウナはありません。体を洗ってから、浴槽につかるのみですので、長居する人はいませんでした。私の他に２〜３人しかおらず、ゆっくりとお風呂に入ることができます。女湯には露天風呂があります。
ダイソン製のドライヤーや送風機、ポーラ社製の乳液などアメニティにこだわりを感じました。
公式サイトより
ラウンジとありますが、飲料等を提供するものはなく、椅子とテーブルのみです。湯上がりの休憩所という印象でした。
シャワーの水圧
大浴場のシャワー水圧は普通レベル。ボタンを押し続けなければ止まってしまうシャワーではなく、蛇口をひねればお湯が出続ける方式でした。
室内のシャワーはというと、普通よりは少し弱い、若干の物足りなさを感じるレベルでした。気になるようであれば、大浴場でのシャワーを利用することをおすすめします。（タオルを忘れずに）
ボディーソープ、シャンプーは、大浴場であればポーラ製品でしたが、室内は普通の製品でした。
ベッドの硬さと寝心地
寝心地について正直に言うと、最低レベルです。ベッドは固く、しっかりと固定されていないせいか、少し動いただけでも、全体が揺れて目が覚めます。また、他の部屋の音が響いていたり、水の流れる音、空調の音が常にしています。
ベッドについては、クッション性のある柔らかいベッドが好きな方には向かないと思います。
枕は、１つ。高さはほぼないと感じるくらい低いです。
過去、様々なホテルに宿泊してきましたが、稀に見る寝心地の悪さでした。他のホテルと比較すると、高級ホテルはもちろんですが、ビジネスホテルは寝心地についてはかなり意識しているのだなあと感じさせるほどのものでした。
また、カーテンは遮光性がほぼありません。
朝日が登ると、このような感じで、部屋に光が差し込みます。
７〜８時台まで寝たいと考える方には、睡眠の妨げになってしまいます。
ぐっすりと寝たいという点に、重点を置いて宿泊をしたい方は、このホテルは向かないというのが私の意見です。
総合レビュー
荷物を預けようとして、フロントに行ったところ、チェックインをしてもらえたのは、柔軟性のあるホテルなんだと好印象。しかし、案内された部屋がエレベーター前の部屋で、中にいるときもエレベータを使っている人の声や音が響いていました。
ドアが薄いのか、音が響きやすい構造なのか。
どのくらい響くかというと、ベッドで横になっているときに、エレベーターの「ドアがしまします」という音が聞こえるほど。エレベーター待ちをしている人の声も気になりました。夜中や朝方までこの音が響くのは勘弁してほしいと思ってしまいました。
さらに、音に関しては、隣上下の部屋からのシャワー音、トイレを流す音、人の声、空調のカラカラという音など、騒音と言っていいほど、夜中の寝たい時間帯にも響いていました。
夜間帯にチェックインするような人もいたり、遅くに食事等で帰ってくる人もいます。反対に、朝早く温泉に向かったり、朝食に向かったりする人もいます。
振動も気になった点です。他の部屋の人がドアを閉めるたびに、揺れ・音がしました。ベッドも少し寝返りを打っただけで相当揺れます。
とまあ、デメリットばかり述べてしまいましたが、温泉付きで、小樽運河にも近いことは相当なメリットです。小樽運河の夜景はきれいでした。
観光便利で小樽を満喫できるホテルでした。
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