飛行機に乗る予定の日に台風が接近し、運航するかどうかが怪しいとき、航空会社は事前に運航の見通しを発表し、予約取消や振替をしてくれることがあります。この記事では、台風接近時の対応方法について解説していきます。
はじめに
台風シーズンになると、旅行や出張で飛行機を利用する予定の人は不安になりますよね。
特に日本の夏から秋にかけては台風が頻発し、時には飛行機が大幅に遅れたり、欠航したりするケースも珍しくありません。
ANA(全日本空輸)は、こうした自然災害による運航への影響について、
事前に「運航への影響が予測される空港」を発表し、利用者に対して柔軟な対応策を案内しています。
このおかげで、たとえ当日の運航状況が不透明であっても、安心して旅程の見直しが可能です。
この記事では、台風接近時にANA国内線を予約している場合、どのように運航状況を確認し、予約取消(キャンセル)や便の振替(変更)の手続きをすればよいのかを、最新の公式情報に基づいて詳しく解説します。
さらに、手続きのタイミングや注意点、返金の流れや追加費用の扱い、そしてクレジットカード付帯保険の活用方法まで、具体例を交えてわかりやすくお伝えします。
ANA公式サイトや実際のメール通知・SMS通知のスクリーンショットも掲載しながら、迷わず行動できるようにまとめていますので、ぜひ最後まで読んで備えに役立ててください。
ポイントは、「慌てず、早めに確認・手続きすること」。
台風は事前予報で進路がある程度読めますが、実際の運航判断は天候の変化次第で直前に変わることもあります。
そのため、公式サイトの情報を逐一確認し、メールやSMSでの通知もチェックしながら、最適なタイミングで決断するのが重要です。
それでは、まずは台風が飛行機に及ぼす影響から順に見ていきましょう。
飛行機と台風|なぜ強風に弱いのか
飛行機が台風接近時に遅延・欠航する最大の理由は、強風の影響です。
意外に思うかもしれませんが、飛行機にとって雨そのものはそこまで大きな障害ではありません。
もちろん視界不良や滑走路のコンディションが悪くなることで多少の遅延が発生する場合もありますが、
運航を大きく左右するのはやはり風の強さなのです。
筆者の感覚的な目安としては、風速が15m/sを超えると、飛行機は飛ばない(もしくは遅延する)可能性がぐっと高まると感じています。
特に横風が強くなると、着陸時に機体が煽られやすくなるため、安全のために着陸できずに引き返す「ダイバート」が発生するケースも珍しくありません。
風の影響は機体のサイズによって変わる
もうひとつ重要なのは、使用される機材(飛行機の機種)によって、風への強さが異なる点です。
ANAとJALで同じ路線でも「ANAは見合わせ、JALは運航」ということがありますが、その理由の一つが機材の違いにあります。
簡単に言うと、機体が大きいほど風の影響を受けにくく、小さいほど受けやすいのです。
たとえば、ジャンボ機やワイドボディ機は重量があり、安定性も高いため、ある程度の強風でも離着陸が可能です。
一方、プロペラ機や小型ジェット機は風に流されやすく、同じ風速でも運航を見合わせる判断になることがあります。
見えにくい影響|機材繰りの問題
さらに、実際にあなたが搭乗する便の発着空港に台風の影響がなくても、
その機材がどこから来るかも重要です。
たとえば、前便が台風の影響で遅れて到着する、あるいは到着できずに欠航した場合、
それに続く便も連鎖的に遅延や欠航することがあります。これを「機材繰りの乱れ」と呼びます。
つまり、自分の出発空港が晴れていても、飛行機の運航状況は全国の天候と密接に関係しているため、
一見関係ないように思える台風が影響を及ぼすのです。
台風接近時の基本対応
台風が接近し、飛行機の運航が危ぶまれる場合、ANAでは運航の可否が決定する前から「運航への影響が予測される空港」を発表し、対象便の予約変更(振替)や払い戻し(キャンセル)を手数料無料で受け付ける仕組みを用意しています。
ポイントは、遅延・欠航が決定していなくても手続きできる点です。
つまり、実際に飛ぶかどうかはまだわからない段階でも、ANAが「影響が見込まれる」と判断した場合は無料で旅程を変更・取消可能になります。
具体的な対応は次の2つのパターンに分かれます。
遅延・欠航が決まった場合
台風の影響で運航ができないと確定した場合、その便の予約者は全員、手数料なしで以下の対応が可能です。
- 予約変更(振替):出発予定日から10日以内に手続きを行えば、出発予定日から30日以内の空席がある別便に変更できます。
- 払い戻し(キャンセル):出発予定日から30日以内であれば払戻が可能です。Webでの手続きは10日以内、それ以降は電話手続きが必要になります。
出発予定日の翌日以降でも手続きが可能ですが、パッケージツアーや団体旅行はこの対象外ですので注意しましょう。
遅延・欠航がまだ決まっていない場合
「運航への影響が予想される」とANA公式サイトで案内が出た段階でも、予約変更・払戻の手数料はかかりません。
決定前に動いておくことで、希望する代替便の座席を確保しやすくなります。
ANA公式の案内には、以下のように記載されています。
“運航への影響が予測される空港を発着する便の航空券につきましては、遅延や欠航が決定していない場合でも、手数料なく、搭乗予定便の変更(振替)および払い戻しを承ります。対象となる空港は運航日の2日前(18:00)を目途に決定しています。”
おおむね運航日の2日前18時頃に対象空港が発表されますので、このタイミングで公式サイトやメール通知を確認し、早めに対応するのがコツです。
次の章では、この振替・払戻の手続き条件についてさらに詳しく解説します。
振替・払戻の手続き条件
台風による遅延・欠航、または運航への影響が予測される場合、ANAでは手数料無料で予約便の振替(変更)または払戻(キャンセル)が可能です。ただし、手続きには期限や条件がありますので、ここでしっかり把握しておきましょう。
振替(予約変更)の場合
振替の手続きは次の条件を満たせば可能です。
- 出発予定日から10日以内に手続きを行うこと。
- 出発予定日から30日以内の空席がある便に変更可能。
例えば、8月10日が出発予定日で台風による運休が見込まれる場合、8月20日までに振替手続きをすれば、8月10日から9月9日までの便のうち空席があるものに変更できます。
もちろん、変更できるのは同一区間・ANA便への振替のみです。他社便や別区間への変更はできません。
払戻(キャンセル)の場合
払戻の場合は、出発予定日から30日以内に申請する必要があります。
ただし、Webで払戻手続きをする場合は、出発予定日から10日以内であれば可能です。それ以降は電話での手続きが必要になりますので注意しましょう。
手数料無料の適用期間
振替・払戻ともに、手数料無料の期間は「ANAが指定した対象空港・対象便であること」が前提です。必ずANA公式サイトの「運航への影響が予想される空港」ページで自分の便が対象か確認してから手続きを始めるのがおすすめです。
なお、出発予定日の翌日以降に手続きをしても大丈夫ですが、パッケージツアーや団体旅行の場合は対象外のケースが多いため、購入先の旅行会社に相談してください。
次の章では、台風による運休で発生する追加費用について、誰が負担するのかを見ていきます。
追加費用は自己負担
台風による遅延・欠航で旅行が中断された場合、多くの人が気になるのが「ホテル代や交通費はどうなるのか?」という点です。
残念ながら、ANAを含む日本の航空会社では、こうした追加費用はすべて利用者の自己負担となります。
これは、台風や地震などの天候・自然災害は航空会社側では避けられない「不可抗力」であるためです。
航空会社の責任によるものではないため、宿泊費や振替交通費などの負担まではカバーされません。
具体例|こんな費用は自己負担
- 宿泊先が確保できず急遽ホテルに泊まった費用
- 空港から自宅や目的地までの交通機関の乗り直し代金
- 到着空港が変更され別の空港から移動するためのタクシー代
どれも旅行者自身が負担する必要があり、航空会社に請求することはできません。
クレジットカード付帯保険で備える
ただし、こうした出費を軽減できる方法として、クレジットカードの付帯保険があります。
特に旅行保険の充実したゴールドカードやプラチナカードには「航空機遅延・欠航費用保険」がついている場合があります。
例えばANAワイドゴールドカードの場合は、以下のような補償が用意されています。
- 出発便が4時間以上遅れた場合、または欠航した場合に、1万円までの食事代が補償される
- ホテル代は対象外だが、空港での待機中に発生した飲食代などが対象
事前に自分が持っているカードの補償内容を確認しておくと、万が一の時に役立ちます。
このように、台風による運休でかかる追加費用は、基本的には自分で負担するものですが、カード保険を活用することである程度の補償が受けられることもあります。
備えとして、旅行前にカードの付帯サービスを見直しておくのもおすすめです。
遅延・欠航の発表タイミング
台風が接近している時に、「運航するのかしないのか、いつわかるのか?」と気を揉む人も多いでしょう。
結論から言うと、運航の可否が発表されるタイミングは台風の進路や勢力によってまちまちで、確定的な時刻はありません。
ただし、ANA公式では目安として運航日の2日前の18時頃を目途に、影響が予測される空港・便の一覧が発表されます。
その時点で対象となった場合は、遅延・欠航が決定していなくても無料で振替・払戻が可能となります。
ANA公式の記載
“運航への影響が予測される空港を発着する便の航空券につきましては、遅延や欠航が決定していない場合でも、手数料なく、搭乗予定便の変更(振替)および払い戻しを承ります。対象となる空港は運航日の2日前(18:00)を目途に決定しています。”
このように案内されていますので、2日前に公式サイトをチェックする習慣をつけておくのがおすすめです。
台風の進路次第で前後することも
ただし、台風の動きは予想通りにならないことも多く、進路が急に変わったり速度が落ちたりする場合もあります。
この場合、正式に遅延・欠航が発表されるのは当日朝や数時間前になることもあります。
逆に台風が大型で進路がほぼ確実な場合には、数日前の段階で「運航見合わせ」の発表がされることもあります。
メール・SMS通知も活用
ANAでは、対象となる予約者には登録してあるメールアドレスや携帯番号にメールやSMSで運航状況の通知も送られてきます。
これらの通知には、運航状況だけでなく、振替や払戻の案内へのリンクも記載されていますので、見逃さずにチェックしましょう。
まとめると、発表タイミングは「2日前18時頃が目安だが、当日までずれ込むこともある」という認識が正解です。
直前まで気を抜かず、ANA公式サイト・メール・SMSを確認するようにしましょう。
旅程が一部のみ欠航・遅延した場合
台風の影響が、往復のうち片道のみ、あるいは乗継便の一部だけに及んだ場合、その便だけをキャンセルしなければならないと思う方が多いかもしれません。しかし実際は、欠航・遅延が発表された便が行程の一部でも含まれていれば、旅程全体を無料でキャンセル・変更することが可能です。
ここでは、その仕組みと具体的なパターンを紹介します。
往路便のみ・復路便のみの場合
たとえば、次のような旅程を組んでいたとします。
- 往路:羽田 → 那覇(台風のため欠航)
- 復路:那覇 → 羽田(運航予定)
この場合、復路便は運航予定であっても、往路が欠航してしまえば現地に行けないため、全体を無料でキャンセルできます。逆に、
- 往路:羽田 → 那覇(運航)
- 復路:那覇 → 羽田(台風のため欠航)
というケースでも、やはり復路が欠航する時点で旅程が成立しないため、全体を無料でキャンセル可能です。
乗継便の一部が欠航した場合
乗継便がある複雑な行程でも同様です。たとえば、
- 羽田 → 那覇 → 宮古 → 那覇 → 羽田
のうち、途中の宮古 → 那覇間が欠航した場合も、旅程全体をキャンセル・変更できます。なぜなら、行程が途中で途絶えるため、全体が成立しなくなるからです。
具体的なケース例
以下のようなケースはいずれも全体キャンセル可能です。
- ① 羽田 → 那覇(欠航) → 那覇 → 羽田(運航)
- ② 羽田 → 那覇(運航) → 那覇 → 羽田(欠航)
- ③ 羽田 → 那覇(運航) → 宮古(運航) → 那覇 → 羽田(運航)のうち、宮古 → 那覇(欠航)
この場合はいずれも、「旅程のうち少なくとも1区間が欠航・遅延」しているため、手数料無料で全体を取り消せます。
ただし、この対応もANAが発表した対象便であることが前提です。運航状況を確認したうえで、必要であれば全体をキャンセル・振替の手続きを進めましょう。
運航状況の確認方法
台風が接近しているときは、刻一刻と状況が変わるため、運航状況を定期的に確認することが重要です。ANAでは、さまざまな方法で最新情報を発信していますので、ここでは確認方法を3つご紹介します。
WEBで確認する
最も確実で便利なのは、ANAの公式サイトです。
以下のページで「運航への影響が予測される空港」「遅延・欠航の決定状況」を随時更新しています。
運航に影響が予測される空港(ANA公式)
https://www.ana.co.jp/fs/dom/jp/
自分の予約している便がこのページに記載されていれば、手数料無料での振替・払戻が可能です。運航日の2日前18時頃に最初の情報が掲載されるのが目安ですが、天候の急変に応じて随時更新されますので、当日まで定期的に確認しましょう。
メールでの通知
ANAに会員登録し、予約時にメールアドレスを登録している場合は、対象便の運航への影響が決定した時点で案内メールが届きます。メール本文には以下のような内容が記載されます。
- 対象便の運航見通し(遅延・欠航見込み)
- 無料での振替・払戻の案内
- 手続き用のURLリンク
登録したメールを普段から確認していない人は、こうした状況に備えてメールチェックの習慣をつけておくと安心です。
SMSでの通知
最近では、予約時に携帯番号を登録しているとSMSでも通知が届きます。メールよりも簡易な形式ですが、重要な情報と手続きリンクが載っているので、外出先などでもすぐ確認できて便利です。
いずれの通知も見逃してしまった場合は、公式サイトを確認するか、予約案内センターに電話して状況を確認することも可能です。
次の章では、運航への影響が発表された場合の具体的な手続き方法について詳しく解説します。
予約取消・振替の具体的な手順
運航への影響が発表され、自分の便が対象となった場合は、早めに取消(払戻)か振替(予約変更)の手続きを行いましょう。ANAではWEBと電話の2つの方法がありますので、それぞれの手順を説明します。
WEB
運航に影響が予測される空港
https://www.ana.co.jp/fs/dom/jp/

このように台風の運航への影響が発表されます。
メール
実際に台風による運航への影響についてのメールがこちらです。

もし、予約しているチケットが、該当するとこのようなメールが送付されます。運航への影響とあわせて、旅程の変更(振替)・払い戻しについてのお知らせの記載があります。
SMS
実際に台風による運航への影響についてのSMSがこちらです。

詳細はURLをクリックして確認します。
予約取消・振替の方法(WEBまたは電話)
予約取り消しの方法は、WEBもしくは電話で手続きをします。
電話にて手続き
ANA国内線予約・案内センターに手続きを行います。

やはり、遅延欠航が多くなる日は、会員以外の方のコミュニケーターへの接続時間が1時間程度と、かなり待たされます。プレミアムメンバーの方であれば、専用デスクで待ち時間ほぼなしで対応してもらえます。
WEBにて手続き
インターネット上で同一区間のANA便からANA便への振り替えが可能です。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/reservation/refund/domestic/weather/
WEBで払戻ができないケース
WEBで払戻ができないケースがあります。その場合は、ANA国内線予約・案内センターに電話をして手続きをします。
WEBで払い戻しができないケース
・予約便出発予定日翌日から11日以降に払い戻す場合
・「ANAご利用券」で支払いした場合
・「プレミアムビジネスきっぷ」「ビジネスきっぷ」「乗継系割引運賃(ANA VALUE TRANSITなど)」などの運賃で旅程の一部を払い戻す場合
・「いっしょにマイル割」
・ANA空港カウンターまたは一部旅行会社で購入した場合
・往路便と復路便の予約記録が異なる場合
以上の場合に当てはまれば、電話で手続きをしましょう。
電話で手続きする場合
電話の場合は、ANA国内線予約・案内センターに連絡して手続きを行います。
対象便・予約番号・氏名を伝えれば、オペレーターが案内してくれます。
ANA国内線予約・案内センター
TEL:0570-029-222(有料)
営業時間:6:30~22:00(年中無休)
ただし、台風などで欠航が多発している日は回線が非常に混雑します。通常会員の場合、1時間以上待たされるケースも珍しくありません。
一方、ANAのプレミアムメンバー(ブロンズ以上)であれば、専用デスクが用意されており、ほとんど待たずに対応してもらえます。ステータスを持っている人は必ず専用番号を利用しましょう。
返金の流れと期間
予約の取消(払戻)手続きが完了すると、支払方法に応じて返金処理が行われます。ただし、返金までの流れや反映されるまでの日数は支払方法によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
クレジットカードで支払った場合
クレジットカードで決済している場合は、購入時に使用したクレジットカード会社を通じて返金されます。タイミングは、手続きの時期とカードの締め日によって変動し、おおむね1~2か月程度かかるのが一般的です。
例えば、締め日前に返金手続きをしても、明細への反映が翌月以降になることがありますので、利用明細書を確認しておきましょう。
現金で支払った場合
現金で支払った場合は、手数料なしで指定の銀行口座に返金されます。Webで払戻をした場合は、当日または翌日に返金されるのが通常です。
一方、予約案内センターで払戻手続きをした場合は7日以内に入金されます。
ANA SKY コインで支払った場合
ANA SKY コインを利用して支払った場合は、手続きが完了した時点で口座にコインが返還されます。ただし、手続き時点で有効期限が過ぎているコインは戻らないので注意が必要です。
返金の注意点
・クレジットカード返金は即日ではないので、二重請求と勘違いしないこと
・現金払いは口座情報の間違いがないよう確認すること
・ANA SKY コインの有効期限も忘れずにチェック
いずれの場合も、返金されるまでの間は公式サイトの「予約一覧」から払い戻し処理状況を確認できるので、状況を見ながら安心して待ちましょう。
次の章では、飛行機の遅延・欠航時に活躍するクレジットカード付帯保険について詳しくご紹介します。
遅延・欠航保険付きクレジットカード活用
飛行機が台風で遅延・欠航した場合の追加費用は、原則として自己負担ですが、クレジットカードに付帯する保険を利用することで、負担を軽減できるケースがあります。
ここでは、代表的な保険内容と、活用のコツを解説します。
ANAワイドゴールドカードVISA/MASTER(利用付帯)

出航遅延・欠航・搭乗不能費用・・・保険金額1万円(1回の遅延の限度額)
搭乗予定の航空便について、次のいずれかの事由が生じ、出航予定時刻から4時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合。
・4時間以上の出航遅延
・欠航・運休
・搭乗予約受付業務の瑕疵による搭乗不能
対象となる保険金・・・出航地において代替便が利用可能となるまでの間に被保険者が実際に負担した食事代(ホテル代等は対象外)
どんな補償が受けられるのか?
多くのゴールドカード・プラチナカードには、「航空機遅延費用補償」が付いており、以下のような支出がカバーされる場合があります。
- 出航遅延・欠航・搭乗不能により代替便に搭乗できるまでの飲食代
- 4時間以上の出航遅延や欠航の場合、最大1万円程度の補償が一般的
例えば「ANAワイドゴールドカード VISA/MASTER」では、出発予定時刻から4時間以内に代替便に乗れなかった場合、最大1万円までの食事代が補償されます。
ただし、ホテル代やタクシー代など宿泊費・交通費は対象外となっているのが通常です。
保険金請求のポイント
実際に保険を利用する際は、航空会社が発行する「遅延・欠航証明書」が必要になるケースが多いです。空港カウンターや公式サイトから発行を依頼して、証明書を保管しておきましょう。
また、カードによっては旅行代金を当該カードで支払っている場合のみ(利用付帯)や、持っているだけで補償されるもの(自動付帯)もあります。自分のカードがどちらの条件か、事前に確認しておくことも重要です。
活用例と注意点
例えば、台風の影響で便が遅延し、空港で数時間待つ間にレストランで食事した場合、その飲食代は保険対象となります。一方、急遽宿泊するホテル代は対象外のため、自腹となります。
このように、すべてがカバーされるわけではありませんが、知っておけば無駄な出費を減らせます。旅行前に、自分の持つカードの補償内容を確認しておくと、いざというときに安心です。
次の章では、この記事全体をまとめ、台風接近時に慌てず行動するためのポイントを振り返ります。
まとめ|台風接近時に慌てないためのポイント
台風接近時のANA国内線予約の取り扱いについて、ここまで詳しく解説してきました。最後に、慌てずに行動するためのポイントをまとめます。
1. 公式情報を早めに確認する
台風の影響が予測される場合、ANA公式サイトには運航日の2日前18時頃を目安に「対象空港・便」が発表されます。まずは自分の便が対象になっているかを必ずチェックしましょう。対象便になっていれば、遅延・欠航がまだ決まっていなくても無料で振替や払戻が可能です。
2. 振替・払戻は早めの手続きを
台風の時期は便の振替需要が集中します。特に次の便の空席はどんどん埋まっていきますので、決断は早いに越したことはありません。Webなら24時間操作可能でスムーズなのでおすすめです。
3. 追加費用は自己負担が基本
ホテル代や交通費は航空会社の負担にはならず、自腹となります。できればクレジットカード付帯保険があるか事前に確認しておくと、少しでも負担軽減になります。
4. 証明書を忘れずに入手する
遅延・欠航時は、空港カウンターや公式サイトから「遅延・欠航証明書」を発行しておきましょう。保険請求の際に必要になるケースが多いです。
5. 慌てず、安全を優先する
最後に大切なのは、無理をしないことです。飛行機は風に弱く、安全運航が最優先です。台風の中で強引に移動してもリスクが大きいため、落ち着いて状況を見極め、余裕を持った旅程を選ぶことが重要です。
以上のポイントを押さえておけば、いざという時も慌てずに対応できます。台風シーズンの旅行や出張に備えて、ぜひこの記事の内容を役立ててください。
安全で快適な空の旅を!


