正式名称ANA To Me CARD GOLD PASMO JCB(通称:ソラチカゴールドカード)をご存じでしょうか?2020年3月より発行が開始され、ANAと東京メトロの利用者必見のクレジットカードです。1年以上、このカードを使っている私が、一番のメリットである東京メトロポイントについて解説します。
この記事では、ソラチカゴールドカードの魅力の一つである、東京メトロ利用時に貯まる、メトロポイントについてご紹介します。
ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD GOLD PASMO JCB)とは
当カードは、ANAと提携しJCBが発行しているクレジットカード。ANAゴールカードと東京メトロのTo Me CARDゴールドのメリット・特典が融合した最強のカードです。
年会費は15,400円とゴールドカードとしては妥当な金額。家族カードは2,200円です。
PASMOの機能め、ANA MILLEAGE CLUBの機能がまとまってついています。
ソラチカゴールドカードのメリット
ソラチカゴールドカードのメリットをご紹介します。ほかのカードでは享受することのできない特典が豊富に用意されています。

公式サイトよりhttps://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/promo/sorachika_gold/
東京メトロ乗車ポイントがすごい(メトロポイント)
ソラチカゴールドカードの最大のメリットは東京メトロの乗車ポイントの付与だと思います。
1回の乗車ごとにもらえるポイント数は次の通り。
平日:20ポイント
土休日:40ポイント
定期券・企画券は除きます。普通運賃での乗車が対象です。
平日でも20ポイントはすごくないでしょうか?初乗りは168円ですので、実質148円で乗車できてしまうことになります。
さらに往復で考えると40ポイントも貯まります。
東京メトロでの移動が多い人ほど、このカードを保有するメリットが大きくなります。
さらにすごいのは土休日です。
1回の乗車で40ポイント、初乗り168円区間であれば、実質128円で乗車できてしまうことになります。
さらに東京メトロの自動販売機や売店等の対象店舗で利用した場合もためることができます。
PASMOオートチャージでOki Dokiポイント還元率「1%」
一体型のPASMOはオートチャージ設定をすることができます。チャージした金額の「1%」に相当するポイントを獲得することができます。
1000円=1Oki Dokiポイント=10ANAマイルのレートで交換することができます。
メトロポイントからANAマイルは90%のレートで交換可能

公式サイトhttps://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/promo/sorachika_gold/
東京メトロの乗車等で貯められたメトロポイントは、100ポイントあたり90マイルの交換レートで交換することができます。
よくあるようなポイントをANAマイルに交換しようとすると、70%だとか、50%だとかのレートでないとマイルに変えられないなどありますが、メトロポイントは90%の超高還元。
メトロポイントについては以下の記事で詳細を解説しています。
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メトロポイント解説(実質33%引きでメトロに乗車可能・メトポとの違い)
続きを見る
メトポも貯まる

公式サイトより https://www.metpo.jp/
メトポは、クレジットカード機能の付いていない通常のPASMOでも、登録さえしてしまえば、ためることのできるポイントです。
名前が似ているので、ややこしいですが、メトロポイントとは全く別のポイントサービスです。
メトポの交換先は、PASMOチャージに限定されており、ANAマイルには交換できません。
デイタイムポイント・・・平日10:30~16:30に自動改札機を出場した場合、1日1回限り5ポイント付与。
ホリデーポイント・・・土日祝日に1日1回限り7ポイント付与。
ボーナスポイント・・・1か月累計で10回乗車ごとに10ポイント。
※駅係員窓口で精算した場合はポイント付与の対象になりません。
他にも東西線限定のキャンペーンもあります。
さらに、メトポのランク制度で最大10%のポイント還元率になります。乗車料金の10%とはかなりお得です。ランク制度については下記の記事で解説しています。
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メトロポイント解説(実質33%引きでメトロに乗車可能・メトポとの違い)
続きを見る
初乗り料金178円ですので、ゴールドカード保有で休日に利用したとすると、40メトロポイントと、17メトポ、1.7円相当のクレジットカードポイント(還元率1%の場合)で合計58.7円相当のポイントがもらえます。
178円-58.7=119.3円が実質初乗り運賃とすることができます。そして、割引率を計算すると、、
なんと約33%割引で乗車可能という計算に!かなりお得です。
実際に定期券と比較してみた
ソラチカゴールドカードの保有者が定期券を購入せずに普通運賃を利用するメリットは以下の通りです。
東京メトロ普通運賃乗車のメリットまとめ
- 1乗車当たり平日20ポイント・土休日40メトロポイント付与
- PASMOチャージ1000円あたり1Oki Dokiポイントで10マイル付与
- メトポが10回乗車当たり10ポイント付与
- 定期区間に縛られず他ルートを利用しやすくなる
- 休暇の多い月でも損した気分にならない
以上のようなメリットがあります。これを見ると、定期券を買うのはそんなのではないかと思ってしまう人もいるかと思います。自分もその一人です。
定期券区間を超えて乗る場合などが多い方は、気になるのではないでしょうか。飲み会や、買い物でいつもとは違う駅を利用する回数が多いほど、定期券は買わないほうが得なのかもしれません。
ただし、ソラチカゴールドカードで定期券を購入する特典として、1,000円につき5ポイントの追加付与があります。
今回は、定期券を購入した場合と、購入せずに1か月に20日同一区間を利用した場合で比較ししてみました。
【新宿⇔四ツ谷】の場合(片道168円区間)
定期券を購入した場合の金額は次の通りです。
1か月 | 3か月 | 6か月 | |
---|---|---|---|
通勤 | 6,610円 | 18,840円 | 35,700円 |
平日5日間×4週間として、短銃計算すると次の通りです。
1か月 | 3か月 | 6か月 | |
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20日間利用 | 6,720円 | 20,160円 | 40,320円 |
ここで、獲得できるポイントを計算してみました。
1か月 | 3か月 | 6か月 | |
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メトロポイント | 800ポイント | 2400ポイント | 4800ポイント |
Oki Doki | 6P(60マイル) | 18P(180マイル) | 36P(360マイル) |
メトポ | 20P | 60P | 120P |
合計(円換算) | 862円 | 2640円 | 5280円 |
合計(マイル換算) | 780マイル+20円 | 2340マイル+60円 | 4680マイル+120円 |
1マイルは2円以上の価値がありますので、交換できるマイルを1マイル=2円として計算すると、付与されるポイント額は次のようになります。
お得になる額を計算。
1か月 | 3か月 | 6か月 | |
---|---|---|---|
1マイル2円換算 | 1,580円 | 4,740円 | 9,480円 |
定期券の金額と比較しても明らかにお得になる計算です。
私自身、陸マイラーとして、マイルを貯めたいという思いが強いです。そのため、このようなポイント付与が継続する限り、メトロの定期券は買わないと思います。
ただし、人それぞれ利用区間、乗車運賃が異なることかと思いますので、自分の生活スタイルに当てはめて、損得を検討して見る必要があるのは言うまでもありませんが、
マイラーは絶対に定期券を買ってはいけない
今回の計算は平日の利用のみの計算ですが、土休日の利用分のポイントを加算するとさらにマイルが貯まります。
土休日に東京メトロを利用する場合は、片道で40ポイント(36マイル=72円分)付与されますから、往復で80ポイント(72マイル=144円分)です。
すべてのマイル還元率を加味すると、クレジットカードの年会費分を十分にペイすることができるかと思います。
今回は、ソラチカゴールドカードの保有者は定期券を買うべきではないという結論に至りました。このカードは通常のゴールドカードとしての機能も有していますので、空港ラウンジ利用や各種付帯保険も充実しています。
所有するメリットが語り切れないクレジットカードだと私自身は思っています。