ANAのサービスの中には、あらゆるポイント系のサービスを展開しており、初見の方には、どれがどれかわからないほどです。
この記事では ANAの展開するマイルやポイントなどを初心者にわかりやすいよう、基本的な内容でまとめてみました。迷った時は、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
はじめに
ANAのポイント制度はなぜ複雑なのか
ANA(全日本空輸)のマイレージクラブに入会してみると、まず驚くのが「ポイントやマイルの種類の多さ」ではないでしょうか。
マイル、スカイコイン、プレミアムポイント(PP)、アップグレードポイント、ライフタイムマイル……と、聞きなれない用語がたくさん出てきます。
それぞれの呼び方や用途が違うため、初めての人にとっては「いったい何が何なのか?」「どれを貯めればいいのか?」と混乱してしまうのも無理はありません。
実際に、私自身もANAを利用し始めた頃は、マイルとスカイコインの違いすらよく分からず、ステータス制度やLTマイルの仕組みは完全にちんぷんかんぷんでした。
しかし、一度全体像とそれぞれのポイントの役割を理解してしまえば、どのポイントもANAを楽しむための便利な道具であり、むしろ飛行機に乗る楽しさを倍増させる「旅のスパイス」になります。
複雑に見えるのは、それだけ多様なニーズに応えている証拠でもあるのです。
本記事の読み方と目的
本記事では、ANAが提供している主要なポイント・マイル制度について、初心者の方でもスムーズに理解できるように、以下の流れで順を追って解説していきます。
それぞれのポイントの役割と貯め方・使い方
どのポイントがどんな場面で活躍するのか
おすすめの活用法や注意点
「マイルを貯めたいけど、スカイコインも気になる」「ステータス修行って何のため?」「一生モノのライフタイムマイルってどうやって貯まるの?」といった疑問を、この1記事でまるっと解消するのが目標です。
記事を読み終えるころには、自信を持ってANAのポイント制度を使いこなし、次の旅行の計画がもっと楽しくなっていることでしょう。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
ANAのポイント制度一覧と全体像
ANAのポイントは5種類
まず、ANAが提供している「マイル・ポイント制度」の全体像を把握しておきましょう。
ANAの会員向けサービスでは、以下の5種類のポイント(制度)が用意されています。
ポイント名 | 主な用途 |
|---|---|
マイル | 特典航空券やアップグレードなどに交換 |
スカイコイン | 航空券やツアー料金の支払いに利用 |
プレミアムポイント | 上級会員ステータス判定のためのポイント |
アップグレードポイント | 座席アップグレードやラウンジ利用など |
ライフタイムマイル | 生涯積算実績に応じた特典・称号 |
このように、それぞれのポイントは似ているようで役割がまったく異なり、用途や貯め方も異なります。
共通しているのは、ANAを利用するほど恩恵が大きくなる、という点です。
各ポイントの関係性のマップ
5種類のポイントは、完全に独立しているわけではなく、密接に関わり合っています。
特に「飛行機に乗る」という行動によって複数のポイントが同時に貯まるケースが多いのです。
以下は、各ポイントの関係性を簡単に示したマップです。
飛行機搭乗 ─→ マイル
└→ プレミアムポイント(ステータス用)
└→ ライフタイムマイル(総距離実績)
ステータス獲得 ─→ アップグレードポイント
マイル ─→ スカイコインに交換可例えば、飛行機に搭乗すると同時に
マイル(特典航空券用)
プレミアムポイント(翌年度のステータス用)
ライフタイムマイル(生涯距離実績)
の3つが一気に積算されるのが大きな特徴です。
また、マイルはスカイコインに交換して現金のように使うこともでき、上級会員になるとアップグレードポイントがもらえます。
このように、5つのポイントがANAのサービス全体の中で有機的につながっているのです。
どのポイントがどんな人に向いているか
これらのポイント制度は、使い方やライフスタイルによって活用の仕方が変わります。
以下に、ポイントごとの「向いている人のタイプ」をまとめました。
ポイント名 | 向いている人のタイプ |
|---|---|
マイル | 旅行が好きで、お得に特典航空券を取りたい人 |
スカイコイン | 好きな便・日時で柔軟に予約したい人 |
プレミアムポイント | 上級会員を目指す「修行僧」タイプ |
アップグレードポイント | 上級会員特典をさらに活用したい人 |
ライフタイムマイル | 長年にわたってANAを利用し続ける予定の人 |
旅行メインの人なら、まずは「マイル」をためるのが王道。
上級会員を目指す人は「PP(プレミアムポイント)」に注力。
長期的にANAに乗る人は「LTマイル」を意識しておくと良いでしょう。
予約の自由度重視の人は「スカイコイン」がおすすめです。
こうして見てみると、それぞれのポイントには明確な個性があります。
自分の旅のスタイルや目標に合わせて、どのポイントを軸にするか決めるのが大切です。
マイル(マイレージ)|特典航空券の基本
マイルとは?
マイル(Mileage)は、ANAマイレージクラブの基本となるポイント制度です。
飛行機に乗ったり、提携サービスを利用することで貯まり、主に特典航空券への交換や座席アップグレードなどに利用できます。
ANAのポイント制度の中でも知名度が高く、「マイルを貯めてお得に旅行する」というのは、多くの人が目指す王道の楽しみ方です。
お金の代わりに“飛ぶための通貨”と考えるとわかりやすいでしょう。
マイルの貯め方
マイルは、大きく分けて「飛行機に乗る」と「地上で貯める」の2つの方法で獲得できます。
飛行機搭乗で貯める
ANA便や提携航空会社便を利用すると、搭乗ごとにマイルが加算されます。
加算されるマイル数は以下の要素で決まります。
搭乗区間の距離
運賃の種別(運賃倍率)
会員ステータスによるボーナスマイル
例えば、東京(羽田)⇔那覇(沖縄)なら片道約984マイルが基準です。
エコノミーの割引運賃なら積算率が50%~75%になる一方、ビジネスクラスなら100%以上になることも。
上級会員になるとさらにボーナスマイルが加算されます。
クレジットカード利用で貯める
ANA提携クレジットカードの利用でも、決済金額に応じてマイルが貯まります。
代表的なANAカードは以下のようにマイルが貯まります。
ANA一般カード:200円=1マイル(通常)または100円=1マイル(マイル移行サービス加入時)
ANAゴールドカード:100円=1マイル
ANAプレミアムカード:100円=1.5マイル
飛行機に乗らずに日常生活の支払いだけでマイルを貯められるのが魅力です。
ポイントサイト・キャンペーンで貯める
さらに、ポイントサイトやANAが開催する各種キャンペーンを活用することで、効率的にマイルを貯めることも可能です。
例えば、ポイントサイトで貯めた「Tポイント」や「楽天ポイント」を経由してANAマイルに交換する、いわゆる“陸マイラー”活動が人気です。
マイルの使い方
せっかく貯めたマイルは、賢く使ってこそ価値が高まります。
以下が主な使い道です。
特典航空券への交換
最もスタンダードでお得なのが、特典航空券への交換です。
例えば、羽田⇔那覇の往復特典航空券はローシーズンなら14,000マイル。
現金で購入すると3万円以上かかるケースもあり、1マイルあたり2円以上の価値が生まれます。
長距離路線、特にビジネスクラスやファーストクラスでは、さらにマイル単価が上がり、1マイル=10円以上になることも珍しくありません。
座席クラスアップグレード
国際線でビジネスクラスにアップグレードしたり、国内線でプレミアムクラスにアップグレードすることも可能です。
現金で購入するより少ない負担で、快適な旅を楽しめるのが魅力です。
その他の特典
提携ホテルでの宿泊割引や無料宿泊
ANAショッピングでの商品購入
他社ポイントや電子マネーへの交換(ただしレートは低い)
マイル単価の考え方と価値
「マイル単価」とは、1マイルあたり何円の価値で使えたかを示す指標です。
計算式は以下の通り。
マイル単価(円) = 特典航空券の通常価格 ÷ 必要マイル数目安としては以下です。
マイル単価 | 使い方 |
|---|---|
1円未満 | あまりお得ではない |
2円程度 | 国内線特典航空券の目安 |
5円以上 | 国際線ビジネスクラスなどで実現可能 |
10円以上 | 国際線ファーストクラスなど |
同じマイルでも使い方次第で価値が大きく変わるのが、マイルの面白いところです。
マイルの有効期限と失効対策
マイルの有効期限は獲得した月から36か月後の月末です。
期限が過ぎると自動的に失効してしまうので注意しましょう。
失効防止のための対策としては、
スカイコインに交換しておく(有効期限は1年に延長)
期限の近いマイルから優先して使う
マイルの有効期限延長特典(上級会員特典やLTマイル特典)を利用
などがあります。
マイルを活用する人におすすめの戦略
マイルを有効活用するためには、自分の旅行スタイルに合わせて戦略を立てるのがおすすめです。
年に数回国内旅行する人
→ 国内線特典航空券を狙う
年に1回は海外旅行する人
→ 国際線ビジネスクラスを狙う
出張が多い人
→ 飛行機代は会社負担、マイルは自分のものにする
長期的に貯める人
→ マイル単価の高い長距離路線を狙って計画的に利用
ANAの公式サイトには「特典航空券予約シミュレーター」も用意されているので、事前に計算しておくとさらにお得な旅ができます。
スカイコイン|現金のように使えるコイン
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【解説・利用方法】ANAスカイコインとは?ANAマイルとの違い
続きを見る
スカイコインとは?
ANAスカイコインは、ANAが発行する電子通貨のようなものです。
1スカイコイン=1円として、航空券やツアー商品の購入に使えるため、現金感覚で利用できるのが特徴です。
マイルをスカイコインに交換することで、予約の柔軟性が高くなるため、「特典航空券の席が取れない…」という悩みを解消してくれる便利な仕組みです。

スカイコインの使い道
スカイコインは、主に次の2つの用途に使えます。
航空券の購入
ANA国内線・国際線の有償航空券を購入する際に、スカイコインを現金と同じように利用できます。
特典航空券と異なり、空席がある限りどの便でも購入できるのが大きなメリットです。
支払い時に、全額または一部をスカイコインで充当することができます。
旅行商品の購入
ANAのパッケージツアーやダイナミックパッケージ、ホテルなどの旅行商品もスカイコインで購入可能です。
旅行全体の費用をマイルの力で抑えたい方にぴったりです。
マイルとの違い
「スカイコインとマイルの違いは?」とよく聞かれますが、簡単にいえば以下の通りです。
項目 | マイル | スカイコイン |
|---|---|---|
使い道 | 特典航空券・特典商品 | 航空券・旅行商品 |
価値の目安 | 1マイル=2円~10円以上 | 1コイン=1円固定 |
予約のしやすさ | 席数制限あり | 空席があればOK |
有効期限 | 3年 | 1年 |
高いマイル単価を狙うなら「マイル」、確実に旅に使いたいなら「スカイコイン」が向いています。
スカイコインのメリット・デメリット
メリット
空席があれば予約可能(特典航空券より取りやすい)
航空券以外にツアーやホテルにも使える
マイルを有効活用できる
スカイコイン利用分の搭乗でもマイル・PPが貯まる
デメリット
1コイン=1円の価値で固定される(マイルより単価は低め)
有効期限が1年と短い
上級会員でないと交換レートが低い場合がある
スカイコインの有効期限
スカイコインの有効期限は、交換した月の翌月から1年間です。
有効期限が過ぎると失効してしまうので、計画的に利用しましょう。
スカイコインへの交換レートとお得な交換法
スカイコインはマイルから交換して入手するのが一般的です。
交換レートは会員ステータスや持っているクレジットカードによって変わります。
ステータス/カード | 最大交換率 |
|---|---|
プラチナ・ダイヤモンド会員 | 1.7倍 |
スーパーフライヤーズカード(SFC) | 1.6倍 |
一般会員 | 1.2倍 |
例えば、50,000マイルを上級会員がスカイコインに交換すると、最大85,000スカイコインになります。
スカイコインを活用した人に向くケース
スカイコインはこんな人におすすめです。
旅行の日程や便にこだわりがある人
特典航空券の席が取れなくても有償航空券として購入可能。
家族やグループ旅行が多い人
特典航空券は人数分の座席確保が難しいが、スカイコインなら可能。
上級会員で高い交換レートを活かしたい人
マイルをスカイコインにして現金感覚で使い、さらにマイル・PPも稼げる。
スカイコインは、「マイルの使い道に困ったときの第二の選択肢」として非常に便利な存在です。
プレミアムポイント(PP)|上級ステータスの指標
プレミアムポイントとは?
プレミアムポイント(Premium Point、略称PP)は、ANAの上級会員ステータスを決定するための年間ポイントです。
マイルとは異なり、特典航空券に交換したり物に換えたりすることはできず、純粋に「翌年度のステータス判定」にのみ使われる指標です。
ANAマイレージクラブ会員が1月〜12月の間に獲得したPP数に応じて、翌年度のステータスが決定します。
ステータスが上がると、ラウンジ利用や優先搭乗など、多くの特典が得られるのが魅力です。
100,000PP以上で獲得することのできるダイヤモンドステイタスについては下記の記事で解説しています。
-

【ANAプレミアムメンバー・ダイヤモンドステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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50,000PP以上で獲得することのできるプラチナステイタスについては下記の記事で解説しています。
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【ANAプレミアムメンバー・プラチナステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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30,000PP以上で獲得することのできるブロンズステイタスについては下記の記事で解説しています。
-

【ANAプレミアムメンバー・ブロンズステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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プレミアムポイントを50,000PP(プラチナ相当)以上貯めることができると、半永久的に上級資格が維持できるスーパーフライヤーズカードに申し込みをすることができます。スーパーフライヤーズカードはSFCと呼ばれており、獲得のためだけに飛行機に乗ることをSFC修行と言われています。また、修行する人のことを修行僧と言ったりもします。
SFC修行については下記の記事で解説しています。
-

【ANA・SFC修行の概要】安く効率的に取得する方法を解説
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プレミアムポイントの貯め方
PPは、ANA便またはスターアライアンス加盟便に有償で搭乗すると自動的に積算されます。
特典航空券での搭乗ではPPは付きませんので注意しましょう。
PPは以下の要素で計算されます。
搭乗区間の距離(基本マイル)
運賃倍率
路線倍率(国内線・国際線)
ボーナスポイント(国内線のみ)
ステータスの種類と必要PP数
獲得した年間PP数によって、以下のステータスが決まります。
ブロンズ
必要PP:30,000PP以上(うちANA便15,000PP以上)
特典:専用デスク、予約時の優先待ち、キャンセル待ち優先など
プラチナ
必要PP:50,000PP以上(うちANA便25,000PP以上)
特典:ANAラウンジ利用、優先搭乗、予約時の優先順位がさらにアップ
ダイヤモンド
必要PP:100,000PP以上(うちANA便50,000PP以上)
特典:ANA SUITE LOUNGE利用、国内線特典航空券の優先枠、専用カウンターなど
プレミアムポイントの計算方法
PPの積算は以下の式で求められます。
区間基本マイル × 積算率 × 路線倍率 + ボーナス国内線・国際線での違い
国内線:路線倍率1.0倍、さらに400PPのボーナス
国際線:路線倍率1.5倍(アジアなど短距離は1.0倍)
運賃クラスによる違い
運賃種別によって積算率が異なります。
プレミアムクラス:125%
普通運賃:100%
割引運賃:50〜75%
運賃クラスが高いほどPPも多く積算されるため、修行僧は積算率の高い運賃を狙うことが多いです。
プレミアムポイントの有効期限
PPは毎年1月1日〜12月31日の1年間でリセットされます。
翌年4月から翌々年3月までの1年間、獲得したステータスが有効になります。
SFC修行とPPの関係
SFC修行とは?
「SFC修行」とは、プレミアムポイントを50,000PP以上貯めてプラチナステータスを達成し、スーパーフライヤーズカード(SFC)の申込み資格を得るために飛行機に乗り続けることです。
SFCは一度取得すれば年会費を払い続ける限り半永久的に上級会員資格を維持できるため、多くの人が挑戦します。
修行にかかるコストと期間の目安
費用:40万円〜60万円程度
期間:1年以内(短期集中なら数ヶ月)
効率よくPPを稼ぐために、国内線プレミアムクラスや、国際線の安価なビジネスクラスを利用する人が多いです。
上級会員特典の概要
プレミアムポイントでステータスを獲得すると、以下のような特典が受けられます。
ラウンジ利用(ステータスに応じてANAラウンジ/SUITEラウンジ)
専用チェックインカウンター
優先搭乗
預け荷物の優先返却
特典航空券の優先枠
無料アップグレードポイント付与
上級会員になることで、旅がより快適で特別なものになるのが、PP修行の大きなモチベーションです。
アップグレードポイント|上級会員向け特典
アップグレードポイントとは?
アップグレードポイントは、ANAの上級会員ステータスを持つ人だけが獲得できる特別なポイントです。
翌年度の上級会員資格に応じて付与され、座席クラスのアップグレードやラウンジの利用、スカイコインへの交換などに使えます。
現金でアップグレードするよりも負担が少なく、上級会員ならではの恩恵をさらに享受できる「おまけの特典」と言えるでしょう。
獲得方法
アップグレードポイントは、前年1月〜12月の間に獲得したプレミアムポイントの合計に応じて決まります。
上級会員ステータスが高いほど、またプレミアムポイントが多いほど付与されるポイント数も増えます。
例えば、50,000PP以上でプラチナステータスを獲得した場合、翌年度に約20ポイント前後が付与されるのが目安です。
詳細な付与表はANA公式サイトで毎年公表されています。
利用方法
アップグレードポイントの主な使い道は4つです。
国内線のアップグレード
国内線では、4ポイントで普通席からプレミアムクラスへのアップグレードが可能です。
予約時または当日空席がある場合に申し込むことができます。
短距離でも快適に過ごせるプレミアムクラスに気軽に挑戦できるのが魅力です。
国際線のアップグレード
国際線でも、対象路線でエコノミークラスからプレミアムエコノミー、またはビジネスクラスへのアップグレードが可能です。
必要ポイント数は路線や予約クラスによって異なりますが、4ポイント〜20ポイント程度で利用できます。
特にアジア路線などの短距離は少ないポイントで済むことが多いです。
ラウンジ利用
同行者がいる場合、同行者のラウンジ利用料をアップグレードポイントで支払うこともできます。
1人あたり数ポイントでANAラウンジが利用可能です。
スカイコインへの交換
余ったアップグレードポイントは、スカイコインに交換することも可能です。
交換レートは1ポイント=1,000スカイコイン(=1,000円相当)です。
有効期限と注意点
アップグレードポイントの有効期限は付与された翌年3月末までです。
年度をまたぐと失効してしまうので、年度内に使い切る計画を立てましょう。
また、アップグレードやラウンジ利用は空席が前提となるため、早めに手配するのが安心です。
アップグレードポイントの効率的な使い方
限られたポイントを無駄なく活用するコツは以下です。
国内線なら短距離路線で使う(4ポイントで確実にアップグレード)
国際線はアジア路線で狙う(必要ポイントが少ない)
同行者のラウンジ利用に回すのもアリ
余ったら失効前にスカイコインに交換
上級会員になった特典を最大限活かすために、搭乗予定に合わせて早めに計画するのがおすすめです。
アップグレードポイント|上級会員向け特典
アップグレードポイントとは?
アップグレードポイントは、ANAの上級会員ステータスを持つ人だけが獲得できる特別なポイントです。
アップグレードポイントについては、下記の記事で解説しています。
-

【解説・利用方法】ANAアップグレードポイントとは?入手方法もご紹介
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翌年度の上級会員資格に応じて付与され、座席クラスのアップグレードやラウンジの利用、スカイコインへの交換などに使えます。
現金でアップグレードするよりも負担が少なく、上級会員ならではの恩恵をさらに享受できる「おまけの特典」と言えるでしょう。

獲得方法
アップグレードポイントは、前年1月〜12月の間に獲得したプレミアムポイントの合計に応じて決まります。
上級会員ステータスが高いほど、またプレミアムポイントが多いほど付与されるポイント数も増えます。
例えば、50,000PP以上でプラチナステータスを獲得した場合、翌年度に約20ポイント前後が付与されるのが目安です。
詳細な付与表はANA公式サイトで毎年公表されています。
利用方法
アップグレードポイントの主な使い道は4つです。
国内線のアップグレード
国内線では、4ポイントで普通席からプレミアムクラスへのアップグレードが可能です。
予約時または当日空席がある場合に申し込むことができます。
短距離でも快適に過ごせるプレミアムクラスに気軽に挑戦できるのが魅力です。
国際線のアップグレード
国際線でも、対象路線でエコノミークラスからプレミアムエコノミー、またはビジネスクラスへのアップグレードが可能です。
必要ポイント数は路線や予約クラスによって異なりますが、4ポイント〜20ポイント程度で利用できます。
特にアジア路線などの短距離は少ないポイントで済むことが多いです。
ラウンジ利用
同行者がいる場合、同行者のラウンジ利用料をアップグレードポイントで支払うこともできます。
1人あたり数ポイントでANAラウンジが利用可能です。
スカイコインへの交換
余ったアップグレードポイントは、スカイコインに交換することも可能です。
交換レートは1ポイント=1,000スカイコイン(=1,000円相当)です。
有効期限と注意点
アップグレードポイントの有効期限は付与された翌年3月末までです。
年度をまたぐと失効してしまうので、年度内に使い切る計画を立てましょう。
また、アップグレードやラウンジ利用は空席が前提となるため、早めに手配するのが安心です。
アップグレードポイントの効率的な使い方
限られたポイントを無駄なく活用するコツは以下です。
国内線なら短距離路線で使う(4ポイントで確実にアップグレード)
国際線はアジア路線で狙う(必要ポイントが少ない)
同行者のラウンジ利用に回すのもアリ
余ったら失効前にスカイコインに交換
上級会員になった特典を最大限活かすために、搭乗予定に合わせて早めに計画するのがおすすめです。
ライフタイムマイル(LTマイル)|一生モノの記録
ライフタイムマイルとは?
ライフタイムマイル(Lifetime Mile、LTマイル)は、ANAマイレージクラブ会員が搭乗した生涯の総飛行距離の実績を示すポイントです。
他のポイントと違い、有効期限がなく、積み上げた記録はずっと残ります。
そのため「ミリオンマイラー(100万マイル達成者)」を目指す長期的な目標として、多くの飛行機好きから愛されています。
飛行距離ベースで計算されるので、国内線・国際線問わず、搭乗した区間の距離(基本マイル)そのものが加算されます。
ライフタイムマイルについては、下記の記事で解説しています。
-

ANAのライフタイムマイル(LTマイル)徹底解説|通常マイルとの違い・貯め方・特典まで
続きを見る
| LTマイル数 | 特典 |
| 50万マイル | オリジナルネームタグ |
| 100万マイル | オリジナルネームタグ マイル有効期限延長 |
| 100万マイル(ANA+提携航空会社) | オリジナルネームタグ |
| 200万マイル | オリジナルネームタグ マイル有効期限延長 「ANA SUITE LOUNGE」の利用資格 スーパーフライヤーズカードの申込 |
| 300万マイル | オリジナルネームタグ マイル有効期限延長 「ANA SUITE LOUNGE」の利用資格 スーパーフライヤーズカードの申込 |
| 400万マイル | オリジナルネームタグ マイル有効期限延長 「ANA SUITE LOUNGE」の利用資格 スーパーフライヤーズカードの申込 |

ライフタイムマイルの貯め方
LTマイルは、とにかくANA便に乗ることでコツコツ貯まります。
マイルやPPと違って、運賃や座席クラスにかかわらず、移動した距離がそのまま積算されるのが特徴です。
対象便と対象外便
対象便
ANAグループ便(国内線・国際線)
スターアライアンス加盟便も対象
対象外便
コードシェア便でANA便名がついていないものは対象外のケースあり
予約時や事後登録時にANAマイレージクラブ番号を忘れずに登録するのが大切です。
特典航空券利用時の加算
特典航空券の場合は通常マイルやPPはつきませんが、LTマイルだけは加算されます。
ただし、事後登録が必要な場合があるため、忘れずに申請しましょう。
LTマイルで得られる特典一覧
積算されたLTマイル数に応じて、ANAから特典や称号が贈られます。
主な特典は以下の通りです。
50万マイル
オリジナルネームタグ
100万マイル
オリジナルネームタグ
マイル有効期限の延長(無期限化)
ANAミリオンマイラー認定
スーパーフライヤーズカード(SFC)申込資格
200万マイル
オリジナルネームタグ
マイル有効期限の延長
ANA SUITE LOUNGEの利用資格
スーパーフライヤーズカード申込資格(更新)
300万マイル
上記に加え、新デザインのネームタグ
SUITE LOUNGE利用資格更新
400万マイル
上記に加え、さらなる称号
SUITE LOUNGE利用資格更新
LTマイル特典の価値とハードル
LTマイルの特典は一生ものの価値がある一方、達成のハードルも非常に高いです。
例えば羽田⇔那覇の往復が約2,000LTマイルなので、100万マイルに到達するには500往復が必要。
仕事や趣味で長年にわたって飛行機に乗り続ける人向けの挑戦といえます。
ミリオンマイラーの現実
実際にミリオンマイラー(100万LTマイル)に到達しているのは、ごく少数のヘビーユーザーです。
それでも、特典航空券利用時にも加算されるため、マイルを活用しつつ地道に距離を重ねる戦略が有効です。
特に国際線の長距離路線を多用する人なら、意外と早く貯まるケースもあります。
長期的にLTマイルを積み上げる戦略
LTマイルを効率よく貯めるには以下のような戦略が考えられます。
国際線の長距離路線を選ぶ(欧米路線は片道5,000マイル以上)
特典航空券も積極的に活用する(LTマイルは貯まる)
旅行記録として楽しみながら続ける
SFCなど上級会員資格を維持して旅を快適に
LTマイルは一気に貯めるものではなく、何十年かけて達成するマイルストーンです。
気負わず、旅の記録を積み重ねる気持ちで楽しみましょう。
5種類のポイントの比較表
ポイント名 | 有効期限 | 主な用途 | 主な貯め方 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
マイル | 獲得月から36か月(3年) | 特典航空券、アップグレード、商品交換など | 飛行機搭乗、カード決済、ポイント交換 | 特典航空券で高い価値(単価)を狙える | お得に旅行したい人 |
スカイコイン | 交換した翌月から12か月 | 有償航空券やツアー商品の購入 | マイルからの交換 | 空席があれば確実に使える/現金感覚で利用可能 | 日程や便を自由に選びたい人 |
プレミアムポイント | 1月1日〜12月31日(翌年リセット) | 翌年度ステータス判定 | 飛行機搭乗 | 上級会員ステータスを獲得できる | 上級会員を目指す人(修行僧) |
アップグレードポイント | 翌年度3月末まで | 座席アップグレード、ラウンジ利用、スカイコイン交換 | 前年のプレミアムポイント実績 | 上級会員特典をさらに活用できる | 上級会員で特典を満喫したい人 |
ライフタイムマイル | 無期限 | 長期実績に応じた特典(ネームタグやラウンジ資格など) | 飛行機搭乗 | 生涯記録が残る/一生モノの特典 | 長くANAを利用し続ける予定の人 |
よくある質問(FAQ)
Q. スカイコインとマイルはどちらがお得?
A.
基本的にはマイルの方が1マイルあたりの価値(マイル単価)は高くなりやすいです。
特典航空券に交換すると、1マイル=2円〜10円以上になることもあります。
一方、スカイコインは1コイン=1円と固定なので、柔軟性重視の人に向いています。
「お得さならマイル」「確実に使いたいならスカイコイン」と覚えておくとよいでしょう。
Q. マイルの有効期限は延長できる?
A.
通常はマイルの有効期限は獲得から36か月(3年)ですが、以下の方法で延長や無期限化が可能です。
上級会員特典(ライフタイムマイル100万達成者は無期限)
一度スカイコインに交換して再利用する(ただし価値は下がる)
期限切れ前に計画的に使うのが基本です。
Q. プレミアムポイントは何に使える?
A.
プレミアムポイント(PP)は、翌年度のステータス判定にのみ使われるポイントです。
特典航空券や商品交換には使えません。
貯めれば貯めるほど上級会員ステータスが上がり、ラウンジ利用や優先搭乗などが受けられるようになります。
Q. ライフタイムマイルは減ることがある?
A.
いいえ、ライフタイムマイルは一度積算されると減りません。
特典航空券や運賃の種類によって積算されない場合はありますが、失効はせず、生涯にわたって記録され続けます。
Q. アップグレードポイントは現金換算するといくらぐらい?
A.
アップグレードポイントはスカイコインに交換可能で、1ポイント=1,000円相当です。
ただし、航空券のアップグレードなどに使う方が価値が高くなる場合もあります。
国内線なら4ポイントで数万円相当のプレミアムクラスにアップグレードできるので、実質的な価値は現金換算以上になることもあります。
ANAのポイント制度を使いこなすコツ
ANAのポイント制度は一見複雑に見えますが、それぞれの特徴を理解し、自分の旅のスタイルに合わせて選ぶことで、効率よく楽しむことができます。
ここでは、初心者から上級者までのステップに沿って、使いこなしのコツをご紹介します。
初心者はまずマイルを理解する
はじめてANAのポイント制度に触れるなら、まずはマイルをしっかり理解することが大切です。
マイルはもっとも汎用性が高く、特典航空券やアップグレード、さらにはスカイコインへの交換まで幅広く活用できます。
特におすすめなのは、日常の支払いをANA提携カードにまとめ、飛行機に乗らなくてもマイルを貯める「陸マイラー活動」。
これなら無理なく、効率的にマイルを積み上げることができます。
まずは国内線特典航空券でお得な旅行を体験してみると、モチベーションが上がります。
上級者はPPやアップグレードPを狙う
マイルに慣れたら、次はプレミアムポイント(PP)やアップグレードポイントに注目してみましょう。
PPを貯めると、翌年度のステータスが上がり、快適な旅が実現します。
特に「SFC修行」でプラチナステータスを達成し、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得すると、半永久的に上級会員の特典が手に入ります。
また、アップグレードポイントを活用して、国内線のプレミアムクラスや国際線のビジネスクラスに挑戦するのもおすすめです。
旅が一気にグレードアップします。
長期的にはLTマイルで夢を叶える
さらに長期的な目標として、**ライフタイムマイル(LTマイル)**も意識してみましょう。
ANAに乗った総距離が積み重なり、やがて100万マイルに到達すると「ミリオンマイラー」の称号が贈られます。
特典航空券でもLTマイルは加算されるため、無理せず少しずつ積み重ねるのがコツです。
旅の記録としてLTマイルを増やしていくのは、旅好きにとって大きなモチベーションになります。
おわりに
ANAのポイント制度は、理解すればするほど奥深く、楽しみ方が広がります。
自分のライフスタイルや旅の目的に合わせて、マイル・PP・アップグレードポイント・スカイコイン・LTマイルを上手に使い分けて、あなたにとって最高の旅を実現してください。


