ANAカードファミリーマイルに登録をすると、本会員のマイルと家族のマイルを合算して、特典航空券を発券することができるようになります。
会員一人では、特典航空券の発券に必要なマイル数を保有していない場合でも、家族のマイルを合算すれば、特典航空券を発券できるマイル数に達する場合などに絶大なメリットがあります。
この記事では、ANAカードファミリーマイルについてわかりやすく解説していきます。マイルを余すことなく使いこなす方法の一つでもあります。
ANAカードファミリーマイルとは
ANAカードファミリーマイルは、家族がそれぞれ貯めたマイルを合算し、特典航空券やアップグレード特典として利用できるANAカード会員限定のサービスです。通常、1人では特典航空券に必要なマイル数に届かない場合でも、家族のマイルをまとめることで発券が可能になるため、マイルを無駄なく使い切ることができる点が最大の魅力です。
ANAカードファミリーマイルは、ANAカード本会員とその家族カード会員など、同居かつ生計を同一にする1親等以内の家族が対象です。プライム会員1名と家族会員最大9名、合計10名まで登録できます。
サービス概要とメリット
ANAカードファミリーマイルを活用することで、家族全員のマイルを一つの口座として扱うことが可能になります。例えば、夫婦それぞれが5,000マイルずつ貯めていた場合、合算すれば10,000マイルとなり、国内線の往復特典航空券として利用できます。
- 家族全員のマイルをまとめて効率的に利用できる
- 特典航空券だけでなく、ANA SKY コインへの交換も可能
- マイルの有効期限切れを防ぎやすくなる
家族旅行やアップグレードに最適
ファミリーマイルを利用すると、例えば以下のような活用方法が可能です。
- 家族全員で国内旅行の特典航空券を発券
- 足りない分を家族分のマイルで補って国際線特典航空券を利用
- 国際線ビジネスクラスやプレミアムエコノミーへのアップグレード
有効期限管理と無駄を防ぐメリット
マイルは通常、積算から36か月(3年)が有効期限ですが、個人ごとに期限が異なるため、気付かないうちに失効してしまうこともあります。ファミリーマイルを利用すれば、家族全員のマイルをまとめて管理でき、失効リスクを大幅に減らせる点も大きなメリットです。
特に子供や配偶者の口座に眠っている少額マイルも無駄なく使えるため、家族旅行や急な出張時の航空券手配に非常に役立つサービスと言えるでしょう。
ANAカードファミリーマイル公式ページ
登録資格と対象条件
ANAカードファミリーマイルを利用するためには、登録できる会員や家族の条件が細かく定められています。登録条件を正しく理解しておかないと、手続きが無効になったり、後で利用できなくなったりする可能性があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
ANAカード会員の条件(18歳以上/未満)
ファミリーマイルに登録するためには、ANAマイレージ機能付きのクレジットカード(ANA CARD)を保有していることが基本条件です。券面に「ANA CARD」と記載されているカードが対象であり、提携カードやプリペイドカードは対象外です。
- 対象カード例:ANA VISAカード、ANA JCBカード、ANA AMEXカードなど
- 対象外カード例:楽天ANAマイレージクラブカード、ANAプリペイドカードなど
対象家族の範囲(同居・生計同一・親等)
登録できる家族は、日本国内在住で、生計を同一にする配偶者(同性パートナーを含む)および1親等以内の家族が対象です。
- 登録できる家族: 配偶者(同性パートナー含む)、父母、子
- 登録できない家族: 兄弟姉妹、祖父母、孫、叔父叔母など(2親等のため不可)
また、原則として同居が必要ですが、勤務先の単身赴任や学校の寮生活など、やむを得ない事情で別居している場合は登録が認められるケースもあります。
登録人数と重複登録の制限
ANAカードファミリーマイルは、プライム会員1名+家族会員最大9名の合計10名まで登録できます。なお、以下の点に注意が必要です。
- 1人の会員が複数のANAカードファミリーマイルグループに登録することはできません
- プライム会員と家族会員を兼ねることはできません
- 家族カードを持っていない場合は、郵送での登録が必要となります
登録条件を満たさない場合、申込書を提出しても無効になります。特に親等や同居・生計条件については証明書類(住民票や保険証など)が必要になるケースがあります。
登録の流れと方法
ANAカードファミリーマイルの登録は、プライム会員(親会員)を決めた上で、家族会員を順に登録する流れとなります。オンラインまたは郵送での手続きが可能ですが、条件によって必要な書類や手順が異なるため注意が必要です。
プライム会員(親会員)の選び方
まず、ANAカードファミリーマイルの代表者となるプライム会員を1名決定します。プライム会員は、ANAカードの本会員であり、家族会員では登録できません。
- 複数のANAカードを保有している場合、マイルを最も多く貯めているカード番号を選ぶのがおすすめ
- 家族に上級会員(ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド)がいる場合は、その会員をプライム会員にするのが有利(特典航空券の予約開始日や座席枠が優遇されるため)
家族会員(子会員)の登録手順
プライム会員が決まったら、家族会員を登録します。登録できる人数は最大9名までで、手続き方法はオンラインと郵送の2種類があります。
オンラインで手続きする場合
家族全員がANAカード家族会員である場合、ANAマイレージクラブの会員情報管理ページから手続きを完結できます。
ANAマイレージクラブトップページ → 会員情報管理 → ご家族のご利用 → ANAカードファミリーマイル → オンラインで申し込み
郵送で手続きする場合
家族の中にANAカードを持っていない人がいる場合や、家族カードを持たない場合は郵送手続きが必要です。申込書は公式サイトからダウンロードできます。
- 必要書類:住民票や健康保険証のコピーなど、家族関係や同居を証明するもの
- 送付先:〒144-8526 蒲田郵便局内
ANAマイレージクラブ・サービスセンター「ANAカードファミリーマイル」参加申込受付 係
利用できる特典と利用範囲
ANAカードファミリーマイルを登録すると、家族のマイルを合算して特典航空券の発券やアップグレード、ANA SKY コインへの交換ができるようになります。ただし、すべての交換先が対象ではないため、利用可能な特典と対象外の特典をしっかり理解しておきましょう。
特典航空券への交換(国内・国際線)
ファミリーマイルを利用できる代表的な特典は特典航空券の発券です。国内線・国際線の両方で利用可能です。
- 国内線特典航空券:3,000マイルから発券可能な「トクたびマイル」も利用可
- 国際線特典航空券:エコノミーからビジネスクラスまで利用可能
- 提携航空会社特典航空券:ANA提携のスターアライアンス加盟航空会社などでも利用可能
アップグレード特典とANA SKY コインへの交換
ファミリーマイルは国際線アップグレード特典やANA SKY コインへの交換にも利用可能です。特にANA SKY コインは航空券や旅行商品の支払いに1コイン=1円として利用でき、マイルの有効活用に便利です。
- ANA SKY コイン交換は1マイル=1コインとして利用可能
- 国際線の座席アップグレードも可能(エコノミー→ビジネス、プレエコ→ビジネスなど)
利用できない交換先・制限事項
一方で、ファミリーマイルはすべての交換先で利用できるわけではありません。以下のケースでは利用できないため注意が必要です。
- いっしょにマイル割の利用
- 提携会社のポイントや電子マネーへの交換
- 提携航空会社便での座席アップグレード
- マイルを利用したホテル宿泊や商品交換
マイル使用ルールと有効期限
ANAカードファミリーマイルを利用する場合、家族のマイルが自動的に合算されますが、どの順番でマイルが消費されるか、有効期限はどう扱われるのかについて理解しておくことが重要です。仕組みを知っておくことで、マイルを無駄なく使い切ることができます。
消費順序の仕組み
ファミリーマイルを利用する際、有効期限が短いマイルから優先的に消費されます。さらに、有効期限が同じ場合は、残高が最も少ない口座のマイルから使用されます。
- ① 有効期限が短いマイルから消費
- ② 有効期限が同じ場合は、残高が少ない口座から消費
- ③ プライム会員 → 家族会員の順で消費
有効期限の基本と失効リスクの防止策
マイルの有効期限は積算月から36か月(3年間)であり、ファミリーマイルに登録しても有効期限が延長されることはありません。つまり、個々の会員ごとの有効期限がそのまま適用される点に注意が必要です。
そのため、期限切れを防ぐためには以下の工夫が有効です。
- 家族のマイル残高や期限を定期的にチェックする
- ファミリーマイルを活用して少額マイルも効率よく消費する
- ANA SKY コインに交換し、有効期限を実質的に延長する
変更・退会・解除に関する注意点
ANAカードファミリーマイルの登録情報を変更したり、退会したりする際には注意すべきルールと手数料があります。手続きを正しく行わないと、マイル消失のリスクや余計な費用が発生する可能性があるため、必ず事前に確認しましょう。
変更・退会の手数料(5,000マイル)
自己都合でファミリーマイルの登録情報を変更したり、退会したりする場合は、1名につき5,000マイルの手数料が発生します。この手数料はプライム会員が負担し、電話での手続きが必要です。
- 例:家族会員を追加・削除する場合や、プライム会員を変更する場合に適用
- 手数料の支払いを回避するには、次に述べる戸籍上の変更など正当な理由が必要
婚姻・死亡などの戸籍上の変更は手数料免除
結婚や離婚、死亡など戸籍上の家族構成に変更があった場合は、手数料なしで変更・退会が可能です。この場合、戸籍謄本や死亡診断書などの公的証明書の提出が必要となります。
自動退会となるケース一覧
以下のケースに該当した場合は、ANAカードファミリーマイルが自動的に退会扱いとなります。退会後はマイル合算ができなくなるため、事前の確認が必要です。
- プライム会員または家族会員が日本国外へ転居した場合
- プライム会員がANAカードを退会した場合
- プライム会員が本会員から家族会員へ変更した場合
- 家族会員が18歳以上(高校生を除く)になった時点でANAカードを保有していない場合
- ANAカードのクレジット会社変更やカード種類変更でAMC番号が変わり、継続登録できない場合
チケット予約から搭乗までの実務
ANAカードファミリーマイルに登録し、マイル合算口座が利用可能になったら、いよいよ特典航空券の予約や搭乗の手続きを行います。基本的には通常の特典航空券予約と同じですが、いくつかポイントがありますので確認しておきましょう。
特典利用者登録の必要性と方法
ファミリーマイルで特典航空券を発券するには、特典利用者登録を行う必要があります。これは、プライム会員がANAマイレージクラブのPCサイトから登録手続きを行うか、電話での受付も可能です。
特典利用者登録ページ(ANA公式)にアクセスして、登録したい家族の情報を入力します。
予約操作のポイントと使用マイル選択
ANAの特典航空券予約画面は通常の個人マイル利用とほぼ同じです。ただし予約画面の途中にある「使用マイル選択」の項目で、「ANAカードファミリーマイル合算マイル口座」を選択することにより、家族のマイルを合算して利用できます。

もちろん、個人マイルのみを使って予約することも可能です。予約時に使うマイル口座を間違えないように注意しましょう。
チェックイン・搭乗時の流れと違い
特典航空券のチェックインや搭乗は、ファミリーマイルを利用しても通常の特典航空券と変わりません。スキップサービスやオンラインチェックインも利用可能です。
ただし、予約の変更や払い戻しなどの手続きは、ファミリーマイル利用の場合、WEBでの操作が一部できず、電話対応が必要になるケースがあるため、余裕をもって対応してください。
| 特典航空券種別 | 予約変更 | 払い戻し |
|---|---|---|
| ANA国内線特典航空券 | 電話 | 申請フォーム |
| ANA国際線・提携航空会社特典航空券 | 一部WEB可能/電話 | 電話 |
活用術とメリットを最大化する戦略
キャンペーンやボーナスマイルの活用
ANAカードファミリーマイルは定期的に登録キャンペーンやボーナスマイル付与の特典が実施されることがあります。これらのキャンペーンを活用することで、通常よりも多くのマイルを貯めたり、家族全員でお得に旅行を楽しむことが可能です。
- 登録初回のボーナスマイル付与(例:1,000マイルなど)
- キャンペーン期間中のANAカード利用に応じた追加マイル
- 家族カード利用者の支払いによるマイル増加
キャンペーン情報はANA公式サイトやメールニュース、ANAマイレージクラブのマイページなどで随時チェックしましょう。
家族旅行を安く行くための合算戦略
ファミリーマイルを最大限に活用して家族旅行をお得にするコツとして、マイルの合算による特典航空券の発券が挙げられます。例えば、単独で足りないマイル数を家族のマイルから補充することで、より多くの特典航空券が利用可能に。
- 繁忙期を避けてローシーズンの特典航空券を狙う
- 「トクたびマイル」など少ないマイルで発券可能なプランを活用
- 家族で複数便に分かれて予約し、マイルを効率よく消費
上級カード+家族カードで効率よく貯める方法
ANAゴールドカードやプレミアムカードを持つプライム会員がいる場合、家族カードの利用でマイルをまとめて貯めることが可能です。ポイントアップやボーナスマイルがつくこともあり、効率的にファミリーマイルを増やせます。
- 家族カード利用分もプライム会員のマイルに合算される
- ポイントアップキャンペーン期間中の利用でさらにマイルが貯まる
- 日常の買い物や公共料金の支払いでマイルが着実に積み上がる
よくある疑問とQ&A形式で整理
別居でも登録できる?
基本的にはプライム会員と家族会員は同居が原則ですが、勤務先の単身赴任や学生の寮生活などのやむを得ない別居の場合は登録可能です。別居の理由を証明する書類が必要になることがあるため、事前にANAに確認しましょう。
18歳になった子供はそのまま利用できる?
18歳未満や高校生まではANAマイレージクラブ会員として登録できますが、18歳到達後や高校卒業後はANAカードへの切替が必要です。ANAカードを保有しない場合は自動退会となるため注意が必要です。
家族カードがなくてもオンライン登録できる?
家族全員がANAカードの家族会員である場合はオンラインでの登録が可能ですが、家族カードを持たない人がいる場合は郵送で申込書を提出する必要があります。
マイルはどの順で消費される?
有効期限が近いマイルから優先的に消費されます。同じ期限の場合は残高が少ない口座から使われ、プライム会員のマイルが先に使われます。これにより効率よくマイルが消費されます。
変更・退会時の注意点は?
自己都合の変更や退会には1名あたり5,000マイルの手数料がかかります。ただし、婚姻や死亡など戸籍上の変更は手数料免除です。変更や退会は電話で手続きします。
まとめと注意喚起
ファミリーマイルの強みと家族旅行における価値
ANAカードファミリーマイルは、家族全員のマイルをまとめて使うことができる非常に便利なサービスです。単独では特典航空券が難しい場合でも、合算することで旅行の選択肢が大きく広がります。特に家族旅行や長期休暇の計画には、マイルを最大限に活用する強力な味方です。
注意点を理解したうえでの適切な利用方法
一方で、登録条件や利用範囲、手続きの細かなルールを理解しないと、思わぬトラブルやマイルの損失を招く可能性もあります。有効期限の管理や変更時の手数料、登録できる家族の範囲などは必ず事前に確認しましょう。 正しく活用すれば、ANAカードファミリーマイルは家族全員の旅行を豊かにする大きな力となります。
具体的な次のアクション(登録・利用開始への誘導)
まずはご自身のANAカードの会員情報をご確認のうえ、プライム会員と家族会員を決めて、公式サイトの登録ページから申し込みを行いましょう。オンラインで簡単に手続きできる場合も多く、登録完了後はすぐに合算マイル口座が利用可能になります。
家族みんなでマイルを賢く貯めて、楽しい旅行を実現してください。


