マイ・ペイすリボは三井住友系のクレジットカードで利用することができるリボ払いサービスです。自由に支払い金額を調整することができ、毎月の支払いを計画的にすることができるというメリットの他にも、年会費割引やポイント還元率をアップすることもできます。うまく使いこなすことができれば、お得にクレジットカードを利用することができます。
マイ・ペイすリボとは
毎月の指定金額を一定にすることができるサービスで、その金額を超えた部分が翌月以降に繰り越されるリボルビングサービスです。
マイ・ペイすリボの概要
手数料 | 実質年率15% |
リボ払い利用枠 | 0〜200万円(カードにより異なる) |
支払日 | 毎月15日締め切り翌月10日の支払い、 または 毎月末日締め切り翌月26日の支払い |
当然のことながら、リボ払いをした分に関しては、年利がかかります。年利は残高に対して15%の手数料がかかるため、安くはありません。
1ヶ月あたりの手数料目安
残高1000円の場合:1000×15%×35/365=約14円
残高10000円の場合:10000×15%×35/365=約144円
公式サイトには次のような計算例があります。当然のことながら、残高の返済までの期間が長くなればなるほど、手数料が高くなります。
手数料計算方法
(注1):45,000円×15.0%×5日(7/27~7/31)÷365日※=92円
(注2):45,000円×15.0%×26日(8/1~8/26)÷365日※+40,000円×15.0%×5日(8/27~8/31)÷365日※=563円
メリット:年会費割引の特典がある
マイ・ペイすリボの最大のメリットは年会費の割引特典を受けられるということです。年会費割引は年に1回以上リボ払い手数料の支払いがあれば、受けることができます。
特におすすめなのはANA VISAカードなどのANA系のカードの割引です。一般カードであれば、割引を受けつつ継続マイルとして、1000マイル受け取ることができますので、カードとして利用しない場合も、年会費のもとが取れてしまいます。
メリット:ポイントアップの特典がある
マイ・ペイすリボを利用することで、ポイント還元率が2倍になります。支払い金額をうまく調整をして、リボ手数料が1円以上発生させられれば、当該月のすべての支払額に対して、ポイントが2倍となります。
メリット:ショッピング保険が付帯する
マイ・ペイすリボを利用することで、ショッピング保険(お買物安心保険)が追加で付帯されます。クレジットカードで決済・購入した商品が壊れたり、盗まれたりしたときの保険です。
ゴールドカードの場合は、マイ・ペイすリボを利用しなくても付帯していますが、一般カードはマイ・ペイすリボを利用することで追加で付帯されます。
保険の詳細
ゴールドカードなど | 一般カードなど | |
---|---|---|
補償限度額 | 300万円 | 100万円 |
対象利用 | 海外・国内利用 | 海外・国内利用 |
自己負担額 | 1事故につき3,000円 | 1事故につき3,000円 |
対象期間 | 購入日及びその翌日から200日間 | 購入日及びその翌日から200日間 |
WEB明細書利用割引と併用でさらに年会費が割引
WEB明細を利用することで、最大1100円の割引を受けることができます。WEB明細とマイペイすリボを併用することで、最大限年会費を引き下げて保有することができます。
カード種別ごとの割引金額は次の通りです。
三井住友カード プラチナ ・ ゴールド会員 |
1,100円(税込) |
---|---|
三井住友カード プラチナプリファード・ ゴールド(NL)・ビジネスオーナーズ ゴールド会員 |
割引対象外 |
その他のカード会員 | 550円(税込) |
ANAマイラーは三井住友カードを複数持つべき
ANAカードの継続マイル狙いで、カードを保有するメリットがあります。年会費の割引を利用すれば、1マイル=2円以上の価値があるマイルを、1.1円前後で手に入れることができます。ANAカードは最大で7枚同時に保有することができますので、一般カードであれば年会費を支払うことで年間7000マイルが手に入ります。
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ANAカードは何枚まで持てる?継続マイルをもらえる最大枚数を解説
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対象カード
プロパー系
年会費 | マイ・ペイすリボ+ Web明細割引後 |
|
三井住友カード | 1,375円 | 無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円 | 割引なし |
三井住友ゴールドカード | 11,000円 | 4,400円 |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 割引なし |
三井住友プラチナカード | 55,000円 | 53,900円 |
ANAカード系
年会費 | マイ・ペイすリボ +Web明細割引後 |
|
ANAカード(一般カード) | 2,200円 | 1,127円 |
ANA VISA Suicaカード | 2,200円 | 826円 |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 2,200円 | 826円 |
ANA ワイドカード | 7,975円 | 6,902円 |
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 15,400円 | 10,450円 |
ANAスーパーフライヤーズカード | 11,275円 | 10,202円 |
ANAスーパーフライヤーズゴールド | 16,500円 | 11,550円 |
ANA VISAプラチナプレミアムカード | 88,000円 | 割引なし |
ANA VISAプラチナスーパーフライヤーズプレミアムカード | 96,800円 | 割引なし |
マイ・ペイすリボのやりかた
カード利用時は、リボ払いを指定する必要はなく、1回払で決済をします。マイ・ペイすリボは対象カードであれば、誰でも利用することができるサービスで、WEBまたは電話で申し込みをすることができます。
手順①Vpassログイン
まずは、三井住友カードの公式サイトVpassにログインします。
https://www.smbc-card.com/mem/index.jsp
手順②「リボ払い&キャッシング」→「マイ・ペイすリボ」に進む
「リボ払い&キャッシング」のボタンを押下し、「マイペイすリボ」の順番に進みます。
手順③「マイ・ペイすリボ」申込
最低支払金額として、毎月の支払金額を指定します。こちらにはカード種別ごとに最低支払金額が設定されています。設定金額の単位は次のとおりです。
三井住友カード | 5,000円 |
---|---|
三井住友カード ゴールド | 10,000円 |
ゴールドカードの設定単位は10,000円単位となっておりますが、一般カードは5000円単位とより細かく設定できます。
支払い金額の臨時増額と臨時減額
当月のカード利用金額に応じて、支払い金額の増減をすることができます。マイ・ペイすリボによる特典を受けるためには、手数料の発生が条件となっていますので、支払い金額を調整することで手数料をわずかに発生させて、特典をお得に受けることができるようになります。。
たとえば、11,000円が支払額だとしたら、支払額を10,000円に設定すれば、手数料が発生するのが1000円だけになります。リボ払いで残す金額は、臨時増額や臨時減額によって調整することができますが、それぞれWEBで変更可能な金額が異なります。
- 一時増額→1,000円単位で変更可能
- 一時減額→10,000単位で変更可能
リボ払いの高額な手数料を恐れて、高い金額に支払額を設定していると、一時減額をすることとなります。一時減額の場合は、最大で9,999円の残高となります。
反対に、一時増額であれば、最大で999円の残高まで調整することができます。リボ払いをうまく活用するためには、一時増額をおすすめします。
なお、一時減額の場合であっても、コールセンターにて手続きをすれば、1000円単位での調整が可能です。私的に電話は少し手間だと思ってしまいますが、それを厭わないような方は、それでも良いかもしれません。
以上が、マイペイすリボのご紹介でした。WEB明細と併用すれば、クレジットカードをお得に持つことができる、優秀なサービスです。リボ手数料はかかってしまいますが、支払い金額を調整することで、出費を最小限にすることができますのでおすすめです。