ANAアップグレードポイントはANAの上級会員ステイタスを保有している方のみが入手することのできる、ANAサービスに利用可能なポイントです。ポイントはビジネスクラスやファーストクラスなどの座席クラスのアップグレードに使用できます。この記事では、ANAアップグレードポイントについて、入手方法から利用方法まで解説していきます。
ANAアップグレードポイントとは?
ANAアップグレードポイントとは、ANAの上級会員だけが手にすることができる特別なポイントです。ANAグループの運航便に搭乗した際の利用実績に応じて付与され、翌年度に使用することができます。主な用途は、座席クラスのアップグレードやラウンジ利用など、快適な空の旅を叶えるための特典となっています。
アップグレードポイントは、1月から12月までに獲得した「プレミアムポイント(PP)」の数に応じて決まります。翌年度の4月1日から翌年3月31日までの1年間が有効期間となり、期間内に使い切る必要があります。マイルのように無制限に貯められるポイントではなく、期限内に活用する前提の“ご褒美ポイント”です。
また、このポイントは全てのANA会員が対象ではありません。ANAの上級ステイタスである「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」のいずれかを獲得した会員に対してのみ付与される、まさに選ばれた顧客へのサービスです。特に、上位ステイタスになるほど付与されるポイント数も多くなるため、ANAステイタス修行を行う動機のひとつにもなっています。
本記事では、こうしたANAアップグレードポイントの基本的な仕組みをはじめ、入手方法・具体的な活用方法・お得な使い方のコツまで、徹底的に解説していきます。ANAユーザーの方はぜひ最後までご覧ください。
アップグレードポイントの仕組み
ANAアップグレードポイントは、「プレミアムポイント(PP)」の年間獲得数に応じて決まるシステムです。プレミアムポイントは、ANAや提携航空会社のフライトに搭乗した際にマイルとは別に加算される、ステイタス判定用のポイントです。つまり、アップグレードポイントは、このPP数のご褒美として翌年度に付与される仕組みです。
このシステムのポイントは前年の実績が翌年の特典に反映されるという点です。たとえば、2024年1月〜12月に獲得したPP数が5万ポイントなら、翌2025年度のステイタスはプラチナ以上となり、同時にアップグレードポイントも付与されます。
アップグレードポイントはマイルとは異なる性質があります。マイルは航空券や商品交換などに自由に使えますが、アップグレードポイントはANA運航便でのアップグレードやラウンジ利用など、特定のサービスに特化したポイントです。さらに、マイルは有効期限が長めに設定されていますが、アップグレードポイントは1年間限定です。
また、ポイント数は単純にPP数に比例するわけではありません。一定のラインを超えるごとに、段階的に付与されるため、戦略的にPPを稼ぐ「ステイタス修行」を行う利用者が多いのも特徴です。さらに、上級ステイタスの種類(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)によっても加算条件が変わるため、自身の修行目標や予算に合わせて計画的に搭乗することが重要です。
このように、アップグレードポイントは年間の搭乗実績に応じて付与される、ANAからの“ご褒美”ともいえる特典です。仕組みを理解し、効率的に獲得・活用していきましょう。
アップグレードポイントの入手方法
ANAアップグレードポイントは、ANAの上級ステイタス会員のみが入手できる特典です。ここでは、対象者や具体的な入手条件、付与されるポイント数の決まり方について詳しく解説します。
対象者は誰?付与される条件
アップグレードポイントが付与されるのは、前年の搭乗実績に基づいてANAが認定する上級ステイタス会員です。具体的には以下のいずれかのステイタスを獲得した会員が対象となります。
- ダイヤモンドサービスメンバー
- プラチナサービスメンバー
- ブロンズサービスメンバー
ステイタスは、年間のプレミアムポイント(PP)獲得数に応じて決まります。ブロンズ → プラチナ → ダイヤモンドの順に上がっていき、上位になるほど多くのアップグレードポイントが付与されます。
各ステイタスの特典については下記の記事をご覧ください。
ダイヤモンドについてはこちら
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【ANAプレミアムメンバー・ダイヤモンドステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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プラチナについてはこちら
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【ANAプレミアムメンバー・プラチナステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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ブロンズについてはこちら
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【ANAプレミアムメンバー・ブロンズステイタス】特典一覧・達成の方法と保有するメリット
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ステイタス別のポイント付与数
アップグレードポイントの付与数は、前年に獲得したPP数と、保有するステイタスによって異なります。基本的には、ANA運航便で稼いだPPのみが対象であり、スターアライアンス加盟他社便で稼いだPPはカウントされない点に注意しましょう。
例えば、年間で1プレミアムポイント以上をANA便で獲得すると、最低4ポイントのアップグレードポイントが付与されます。さらに、ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ(かつスーパーフライヤーズ本会員)の場合、ボーナスとして4ポイントが加算されます。
以下は一例です:
- ANA便のみで年間50,000PP(プラチナ基準)獲得の場合:20ポイント+4ポイント(ボーナス)=24ポイント
このように、上級会員ステイタスを目指して修行するモチベーションのひとつが、このアップグレードポイントの付与と言えるでしょう。
ANA便以外は対象外になる理由
ANA便以外で積算されたPPは、ステイタス判定には有効ですが、アップグレードポイントの付与対象にはなりません。これは、アップグレードポイントがANA独自のサービスであり、ANA便での搭乗実績に対する謝礼として設定されているためです。ANA便搭乗を意識した旅程設計が必要です。
スーパーフライヤーズ会員の場合
スーパーフライヤーズカード(SFC)を持っている場合も、アップグレードポイントの対象になります。ただし、家族会員は対象外であり、本人のみが加算対象となります。SFC本会員の場合は、先述のように追加で4ポイントが付与されるのがメリットです。
以上が、アップグレードポイントの入手条件と仕組みです。自分のステイタスや修行計画を確認して、効率的にポイントを獲得していきましょう。
ステイタス別の特典とアップグレードポイント
ANAの上級ステイタス会員には、それぞれ異なる特典が用意されており、アップグレードポイントの付与数や活用方法にも差があります。ここでは、ステイタス別の特徴と、アップグレードポイントの活用における違いについて見ていきましょう。
付与されるアップグレードポイント数
前年の1月から12月までに獲得したプレミアムポイント数(PP数)に応じて、アップグレードポイントが付与されます。PP数ごとのアップグレード数は下記のとおりです。
このプレミアムポイントのうち、ANAグループの運航便以外で貯めたポイントは、アップグレードポイントの対象になりませんので注意が必要です。

1PPを獲得しただけでも、4アップグレードポイントがもらえます。さらに、「ダイヤモンドサービス」メンバー、「プラチナサービス」メンバー、「ブロンズサービス」メンバーかつスーパーフライヤーズ本会員のお客様(家族会員様は対象外)には、これに加えて4ポイントの追加付与があります。
ですので、SFC修行を行って、ANA便のみで5万PPを獲得できた場合は、翌年に20ポイントに加えて4ポイントの合計、24アップグレードポイントが付与されることになります。
SFC修行については下記をご覧ください。
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【ANA・SFC修行の概要】安く効率的に取得する方法を解説
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ダイヤモンドサービスメンバー
ダイヤモンドサービスメンバーは、ANAが提供する最高ランクのステイタスです。年間100,000プレミアムポイント以上(うちANA便50,000PP以上)の搭乗で達成できます。アップグレードポイントの付与数も最大級で、国内線・国際線問わず、さまざまな特典がフルに利用可能です。
- 多くのアップグレードポイントが付与される
- ラウンジ利用においても同行者を無料で同伴可能(人数制限あり)
- 特典利用登録済みの家族にもアップグレードポイントを使った特典提供が可能
最も優遇された条件でANAを利用できるステイタスといえるでしょう。
プラチナサービスメンバー
年間50,000PP以上(うちANA便25,000PP以上)で達成できるのがプラチナメンバーです。ダイヤモンドほどではありませんが、十分に快適な空の旅を実現できます。
- ダイヤモンドに次ぐアップグレードポイントの付与数
- ラウンジ利用は本人+同行者1名まで無料、それ以上はアップグレードポイント消費
- 特典利用登録済みの家族もポイントを使ってサービス利用可能
コストパフォーマンスの高いステイタスとして、修行を目指す人も多いのが特徴です。
ブロンズサービスメンバー
年間30,000PP以上(うちANA便15,000PP以上)で達成できるのがブロンズメンバーです。特典は限定的ですが、アップグレードポイントはしっかり付与され、ラウンジ利用などに活用可能です。
- 付与されるアップグレードポイント数は控えめ
- ラウンジ利用は同行者含めすべてポイント消費が必要
- 特典利用登録済みの家族には利用不可の場合も
アップグレードポイントをきっかけに、さらに上位ステイタスを目指すステップとする人も多いステイタスです。
スーパーフライヤーズとの併用特典
スーパーフライヤーズカード(SFC)本会員の場合は、アップグレードポイントが追加4ポイント付与される特典があります。これは、ステイタスのランクに関わらず、SFC本会員限定の優遇です。ただし、家族会員にはこの特典は適用されません。
ANA便での搭乗実績を積み、上級ステイタスを達成することで、アップグレードポイントを効率的に獲得でき、さらにはSFCを持つことで追加ポイントも手に入る、という流れになります。
アップグレードポイントの使い道
アップグレードポイントの使い道
- 座席のアップグレード
- ラウンジ入室
- ANAスカイコインに交換
アップグレードポイントは以上のような使用方法があります。

座席クラスのアップグレード
国内線のアップグレード
国内線は普通席からプレミアムクラスに、1人あたり一律4アップグレードポイント使用することによりアップグレード可能です。搭乗日の2日前に空席がある場合のみ利用できます。また、2親等以内の親族に利用可能です。
実際にお金を支払ってアップグレードした場合は3000円から14000円の幅があります。距離に応じて金額が変動します。アップグレードポイントの利用であれば、距離にかかわらず一律4ポイントの消費ですので、距離の遠い14000円区間のほうがお得度合いは高いです。
国際線のアップグレード
国内線に比べて国際線のアップグレードは少し複雑です。
国際線は4~20アップグレードポイントを使用することで、プレミアムエコノミーやビジネスクラス、ファーストクラスにもアップグレードすることができます。
国内線は2日前にならないとアップグレードできませんが、国際線はいつでもアップグレードできます。ただし、アップグレードできる座席数には限りがあることと、対象運賃で購入する必要があることという制限があります。
行先や購入した座席ランクにより必要となるアップグレードポイント数が異なります。
エコノミークラスとプレミアムエコノミーからファーストクラスにアップグレードすることはできません。
必要ポイント数は次の通りです。


対象の運賃
| 旅程開始エリア | エコノミークラスからプレミアムエコノミー | プレミアムエコノミー・エコノミークラスからビジネスクラス | ビジネスクラスからファースト クラス |
|---|---|---|---|
| 日本地区旅程開始 | Y/B/M/U/H/Q/Vクラス | G/E/Y/B/M/Uクラス | J/C/D/Zクラス |
| 日本地区以外の旅程開始 | Y/B/M/U/H/Q/Vクラス | G/E/Y/B/M/U/Hクラス | J/C/D/Zクラス |
羽田→シンガポール便の例
エコノミーのフレックス運賃です。左下のアップグレードという箇所を確認してみましょう。
この場合、プレミアムエコノミーとビジネスクラスへのアップグレードが対象となっています。

成田→ホノルル便の例
安価な運賃であるエコノミーのスーパーバリュー運賃です。
この場合、アップグレードは対象外となっています。最安値の運賃を選択した場合、アップグレードができないことが多く、高めの設定の運賃を選択する必要があるようです。

検索時点で、プレミアムエコノミーやビジネスクラスへのアップグレードが可能な運賃を選択して検索することができます。

アップグレードの空席情報を表示すると、下記のように、「空席あり」もしくは「空席待ち」の表示がされます。

以上が国内線、国際線のアップグレードでした。使える場面が限られるかもしれませんが、アップグレードポイントの有効な使い方といえます。
ラウンジ利用
アップグレードポイントを使用することにより、同行者、特典利用者登録済みの方がANAラウンジに入室することができます。
必要なアップグレードポイントは次の通りです。
国内線の場合
| ステイタス | 本人+同行者1人 | 同行者2~4人目 特典利用登録済の方 |
| ダイヤモンド | 〇 | 2アップグレードポイント |
| プラチナ | 〇 | 2アップグレードポイント |
| ブロンズ | 2アップグレードポイント | 2アップグレードポイント |
| スーパーフライヤーズ | 〇 | 2アップグレードポイント |
国際線の場合
| ステイタス | 本人+同行者1人 | 同行者2~4人目 特典利用登録済の方 |
| ダイヤモンド | 〇 | 4アップグレードポイント(SUITEの場合) 3アップグレードポイント |
| プラチナ | 〇 | 3アップグレードポイント |
| ブロンズ | 3アップグレードポイント | 利用不可 |
| スーパーフライヤーズ | 〇 | 利用不可 |
ANA SKYコインに交換
アップグレードポイントを消費することができなかった場合は、主にこちらのスカイコインに交換することになるかと思います。
1アップグレードポイントあたりANA SKYコイン1000コインに交換することができます。
ANA SKYコインは、航空券や旅行商品の支払いに現金と同じような扱いで使用することができます。1コイン=1円の価値があります。
また、座席のアップグレードなどと異なり、制限等はないため、交換しやすいというのもメリットではあります。

座席アップグレードの戦略
せっかく獲得したアップグレードポイントを使うなら、できる限りお得に、そして満足度の高い形で使いたいものです。ここでは、国内線・国際線でのアップグレードを最大限活用するための戦略を解説します。
国内線でお得になるケース
国内線では、普通席からプレミアムクラスへのアップグレードが一律4ポイントで可能です。この「一律」というルールを活かし、アップグレード料金が高額な長距離路線で利用するとお得度が高まります。
具体的には以下のような路線が狙い目です:
- 東京(羽田)⇔沖縄(那覇)
- 東京(羽田)⇔石垣・宮古
- 大阪(伊丹)⇔沖縄(那覇)
これらの路線では通常のアップグレード料金が最大14,000円ほどかかることもありますが、ポイントを使えば実質4,000円相当でアップグレードできる計算です。短距離路線(東京⇔大阪など)はお得度が低いため、長距離路線に集中しましょう。
国際線での活用方法と注意点
国際線では、アップグレード対象の運賃を購入する必要があるため、まずは対象運賃の確認が必須です。「スーパーバリュー」などの最安運賃は対象外となる場合が多く、エコノミーFlexやStandardを選ぶとアップグレード可能です。
また、国際線のアップグレードには4〜20ポイントが必要となり、路線やクラスに応じて変わります。必要ポイント数が多くなる傾向にあるため、ビジネスクラスまでのアップグレードで効率よく使うのがおすすめです。
- 日本→アジア圏:比較的少ないポイントで可能
- 日本→欧米・ハワイ:ポイントが多く必要だが、長時間フライトで恩恵が大きい
空席数に限りがあるため、早めの申し込みがポイントです。
遠距離路線を狙う理由
国内線も国際線も、アップグレードポイントの消費量は距離に比例しません。したがって、距離が長く、搭乗時間が長い便ほど、快適性やお得感が高まります。
たとえば、羽田→沖縄(約2時間半)や成田→ニューヨーク(約12時間)のように、長距離便の普通席から上位クラスにアップグレードすることで、長時間のストレスを軽減し、費用対効果も最大化できます。
このように、アップグレードポイントの特性を理解し、搭乗予定に合わせて最も価値の高いタイミングで使うのが戦略の基本です。
アップグレードポイントの有効期限
アップグレードポイントは有効期限が明確に決まっている特典です。期限を過ぎると失効してしまうため、計画的に使い切ることが大切です。ここでは有効期限の仕組みと注意点、期限切れ防止のためのコツについて解説します。
有効期限のルール
アップグレードポイントの有効期限は、付与された年度内のみとなっています。具体的には、付与年度の4月1日から翌年の3月31日(日本時間)の搭乗・利用分までが対象です。
例えば、2025年度に付与されたポイントであれば、2025年4月1日から2026年3月31日までに使用する必要があります。
翌年度に繰り越すことはできず、1ポイントでも残してしまうと無効になる点に注意が必要です。
期限切れを防ぐポイント
有効期限までに使い切るための工夫として、以下のような方法があります:
- 事前に搭乗予定を立て、国内線や国際線のアップグレードに活用する
- 予定が合わない場合はラウンジ利用に使う
- 旅行や出張の予定が全く無い場合は、SKYコインに交換して次回以降の航空券購入に備える
特に年度末の3月は駆け込み利用が集中するため、空席が取りづらい場合もあります。できるだけ早い段階で計画を立てるのが賢明です。
3月末に残っていたらどうする?
「気付いたら3月だった…」というケースも少なくありません。その場合、最も手軽な活用方法は、SKYコインへの交換です。1ポイント=1,000コインに交換でき、次年度以降も使えるため、無駄がありません。
また、空港ラウンジを利用するだけでも、有効活用のひとつです。せっかく貯めたポイントを無駄にしないために、早めに計画しておきましょう。
アップグレードポイントの有効期限
アップグレードポイントには有効期限があります。付与された年度内、4月1日~翌年3月31日(日本時間)の搭乗・利用分までとなっています。未使用のアップグレードポイントを翌年4月1日以降に持ち越すことはできません。
期限が切れる前に、ANAスカイコインに交換するなど、1ポイントも残らず消費するようにしましょう。
アップグレードポイントの注意点
便利でお得なANAアップグレードポイントですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。事前に把握しておかないと「使えなかった」「損してしまった」というケースもあり得ます。ここでは代表的な注意事項をまとめました。
対象外運賃・路線に注意
アップグレードポイントは、全ての運賃や路線で利用できるわけではありません。特に国際線では、スーパーバリュー運賃などの最安運賃はアップグレード対象外となる場合が多いです。予約時に必ず「アップグレード可」と記載された運賃を選ぶようにしましょう。
また、コードシェア便や他社運航便は対象外です。ANA運航便であることが前提となります。
国際線の制限事項
国際線は国内線に比べて条件が複雑です。運賃条件だけでなく、路線ごとに必要ポイント数が異なり、さらにアップグレードできる座席数も限られています。
- 空席がない場合はアップグレード不可
- 一部路線・クラス間ではアップグレードができない(例:エコノミーから直接ファーストクラス)
- 予約後の運賃変更でアップグレード対象外になることも
特に長距離路線の場合は、早めに空席状況を確認し、余裕を持って申し込むことが重要です。
家族会員は対象外の場合も
アップグレードポイントのボーナス付与(+4ポイント)は、スーパーフライヤーズ本会員限定です。SFC家族会員にはボーナスは付きません。また、同行者や特典利用登録済みの家族にポイントを使う場合も、ステイタスや路線によっては利用できない場合があるので注意しましょう。
このように、アップグレードポイントにはいくつかの制限や条件があるため、ANA公式サイトや予約画面でしっかりと対象運賃・路線・空席状況を確認してから活用するのが大切です。
アップグレードポイントの活用事例
実際にアップグレードポイントを上手に活用している人たちの事例を知ることで、自分の使い方の参考になります。ここでは、国内線・国際線・ラウンジ利用・SKYコイン交換といったさまざまな活用例をご紹介します。
国内線で利用した体験談
「毎月の出張で羽田⇔那覇を利用しているため、アップグレードポイントはいつもこの路線に使っています。長時間のフライトがプレミアムクラスになると、体力的にも楽ですし、食事やドリンクサービスも楽しめるので満足度が高いです。通常料金だと片道1万円以上するアップグレードが、ポイントなら4ポイントで済むのがありがたいですね。」
国際線ビジネスクラスにアップグレードした事例
「年に一度、家族旅行でハワイに行く際に利用しました。エコノミーのFlex運賃を予約しておき、アップグレードポイントでビジネスクラスにアップグレード。片道20ポイント近くかかりますが、長時間フライトの快適さを考えれば大満足でした。行きはアップグレード、帰りはエコノミーでコストを抑えました。」
ラウンジ利用で快適な旅を実現した例
「夫婦で旅行する際、妻が会員ではないので同行者用にアップグレードポイントを使いラウンジを利用しました。空港での待ち時間がラウンジで快適に過ごせるだけで、旅の満足度が格段にアップします。国内線なら2ポイントで済むので手軽です。」
SKYコインに交換して次回旅行に活用した例
「今年はコロナ禍で搭乗予定がなかったため、有効期限が迫ったアップグレードポイントをすべてANA SKYコインに交換しました。そのコインを使って、次回の国内旅行の航空券代に充当。無駄にせず活用できて満足です。」
このように、自分のライフスタイルや旅行スタイルに応じて、さまざまな活用方法があります。計画的にポイントを使うことで、ANAの上級会員特典を最大限楽しむことができます。
ANAステイタス修行とアップグレードポイント
ANAの上級ステイタスを目指して、計画的に搭乗を重ねることを「ステイタス修行」と呼びます。アップグレードポイントは、この修行の「ご褒美」として付与されるため、修行のモチベーションにも直結します。ここでは、ステイタス修行とアップグレードポイントの関係、稼ぎ方のコツについて解説します。
SFC修行で得られるアップグレードポイント
「SFC修行」とは、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)本会員資格を獲得するために行う修行のことです。SFCを取得するためには、年間50,000プレミアムポイント(PP)を稼ぎ、プラチナステイタスに到達する必要があります。
この過程でANA便のみで50,000PPを獲得すれば、プラチナステイタスの翌年度には20アップグレードポイント+ボーナス4ポイントが付与され、計24ポイントが手に入ります。
SFC本会員になると、以後はANAゴールドカード年会費を支払い続けることで半永久的に上級会員特典を維持できるため、このタイミングで稼いだアップグレードポイントも大きな価値があります。
PP稼ぎのコツと注意点
効率よくPPを稼ぎ、ステイタスを獲得するためには以下のポイントを意識しましょう:
- ANAグループ運航便に集中して搭乗する(他社便は対象外)
- PP単価(1PPあたりのコスト)が低い路線を選ぶ
- 長距離国内線や深夜便、繁忙期を避けるなどコスパ重視
- プレミアムクラスを積極的に活用してPPを稼ぐ
特に、アップグレードポイントの対象はANA運航便で獲得したPPのみなので、ステイタス判定にカウントされても、アップグレードポイントに寄与しない便(スターアライアンス他社便)には注意が必要です。
修行僧が知るべき「距離効率」との相性
修行僧の間では、PP単価が低い「距離効率が高い」路線が人気です。たとえば、羽田⇔沖縄や羽田⇔石垣などは距離が長く、かつ比較的安価な運賃が出やすいためおすすめです。
こうした路線は、修行中のPP稼ぎと、獲得したアップグレードポイントの活用(プレミアムクラスへのアップグレード)も相性がよく、修行中から特典を実感しながら旅を楽しめます。
修行は苦行と言われることもありますが、上級ステイタスとアップグレードポイントのメリットを知れば、計画的に楽しみながら目標達成できるでしょう。
アップグレードポイント活用のQ&A
アップグレードポイントを初めて使う方や、もっと上手に活用したいという方のために、よくある質問とその回答をまとめました。利用前にチェックしておくと安心です。
Q. いつ申し込めばアップグレードできる?
国内線は搭乗日の2日前から、空席がある場合にアップグレード可能です。
国際線は予約時から申し込み可能ですが、対象運賃かつ空席がある場合に限られます。国際線は早い者勝ちの傾向があるため、旅行計画が決まったら早めの申し込みがおすすめです。
Q. 家族に譲れる?
本人の搭乗以外にも、2親等以内の親族や、事前に「特典利用者登録」を済ませている家族であれば利用可能です。ラウンジ利用時の同行者にもポイントを使えます。ただし、SFC家族会員はポイント付与の対象外なので注意してください。
Q. 国際線ファーストクラスにアップグレードできる?
国際線では、ビジネスクラスの運賃で予約している場合に限り、ファーストクラスへのアップグレードが可能です。エコノミーやプレミアムエコノミーから直接ファーストクラスへのアップグレードはできませんので、段階を踏んだ利用が必要です。
Q. SKYコインとどちらが得?
アップグレードポイントは、座席のアップグレードやラウンジ利用など、現金換算以上の価値を生むことも多いです。一方、予定が合わず有効期限が迫っている場合は、ANA SKYコインに交換しておくと無駄がありません。お得さを重視するならアップグレード、無駄なく使うならSKYコイン、という基準で選ぶとよいでしょう。
このように、よくある疑問を解消しておけば、アップグレードポイントをさらに有効に活用できるはずです。ぜひ、自分に合った使い方を見つけてください。
ANAマイル・アップグレードポイント併用術
ANAの上級会員であれば、マイルとアップグレードポイントを上手に併用することで、さらに効率よく、そしてお得に空の旅を楽しむことができます。それぞれの特性を理解して、賢く使い分けましょう。
マイルとアップグレードポイントの使い分け
マイルは航空券の購入や特典航空券の発券、旅行商品の支払いなど、幅広い用途に使えます。一方で、アップグレードポイントは主に座席クラスのアップグレードやラウンジ利用に特化したポイントです。
そのため、基本的には「まずアップグレードポイントを優先的に消費」し、それでも足りない場合にマイルを使うのがおすすめです。なぜなら、アップグレードポイントは有効期限が短く(1年)使い道も限られるため、残すと失効しやすいからです。
特典航空券とアップグレードポイントは併用できる?
残念ながら、アップグレードポイントは特典航空券には利用できません。アップグレードポイントは、有償で購入した対象運賃の航空券が前提となります。そのため、特典航空券の発券はマイルで、アップグレードは有償航空券+ポイント、という棲み分けが基本です。
例えば以下のような活用例が考えられます:
- 行きは有償航空券+アップグレードポイントで快適に
- 帰りは特典航空券(マイル)でコストを抑える
このように計画することで、マイルとアップグレードポイントを無駄なく消費できます。
上手に併用して旅行費を削減するテクニック
ANA上級会員は、マイルを貯めやすい環境にあるため、旅行費のほとんどをマイルとアップグレードポイントで賄うことも可能です。
- 短距離の国内線や近距離国際線はマイルで特典航空券を発券
- 長距離の国際線は有償航空券を買い、アップグレードポイントで快適なクラスに
- ラウンジ利用や同行者対応にもアップグレードポイントを活用
このように、マイルとアップグレードポイントの性質を理解して計画的に組み合わせれば、金銭的負担を抑えつつ、ワンランク上の空の旅を楽しめます。
ANA公式サイトでのアップグレードポイント管理
アップグレードポイントは期限があり、残高管理が重要です。ANA公式サイトのマイページでは、保有ポイントの確認や利用手続きが簡単に行えます。ここでは、公式サイトでの管理方法や便利な機能をご紹介します。
マイページでの残高確認方法
ANA公式サイトの「会員専用ログインページ」にアクセスし、マイページにログインします。トップページに表示されるステイタス欄に、現在の保有アップグレードポイントが表示されます。
また、詳細をクリックすると以下の情報も確認可能です:
- 有効期限(年度末まで)
- 残りポイント数
- 利用履歴(何に使ったか)
定期的にチェックして、期限切れになる前に計画的に使い切りましょう。
アップグレード可能運賃の検索方法
国際線でアップグレードポイントを使いたい場合は、予約時に対象運賃かどうかを必ず確認します。公式サイトの国際線予約ページでは、検索条件の中に「アップグレード対象運賃を表示」というオプションがあります。
これにチェックを入れると、アップグレードポイントを利用できる便や運賃が簡単に検索でき、予約時のミスを防げます。
ラウンジ特典利用の申し込み手順
アップグレードポイントを使って同行者のラウンジ利用を予約する場合も、公式サイトから申し込み可能です。国内線・国際線それぞれの予約管理ページから、搭乗予定便を選び「特典の申し込み」メニューに進みます。
同行者の人数や利用するラウンジを選択し、必要ポイントを確認して申し込むだけ。カウンターでの手続きよりもスムーズなのでおすすめです。
ANA公式サイトは、アップグレードポイントの管理や予約がワンストップで完結する便利なツールです。旅程の確認とあわせて活用しましょう。
アップグレードポイントの今後の展望
ANAアップグレードポイントは、上級会員にとって魅力的な特典のひとつですが、近年の航空業界の動向やANAのサービス方針の変化によって、その位置づけや価値は変わりつつあります。ここでは、今後の展望や利用者として意識したいポイントについて解説します。
制度改定の可能性
近年、航空業界では需要の変動や収益構造の見直しに伴い、特典制度の改定が進んでいます。ANAも例外ではなく、過去にはアップグレードポイントの付与数や利用条件が見直された例もあります。
今後も経済環境や搭乗者数の変化によって、制度が改定される可能性は十分にあるため、最新情報を公式サイトで確認する習慣を持つことが重要です。
将来の価値の変動と対策
現状ではアップグレードポイントを活用することで、現金換算以上の価値を得られるケースが多いですが、今後は必要ポイント数の増加や対象運賃の限定が強化される可能性もあります。
そのため、ポイントが付与されたら早めに使う、長距離路線で最大限の価値を引き出す、といった「計画的な消費」がますます重要になるでしょう。
より快適な旅のための選択肢
アップグレードポイントは、ANA上級会員だからこそ得られる特典です。制度が多少変わっても、その本質は「快適な空の旅を叶えるためのご褒美」にあります。
マイルや有償航空券と組み合わせながら、状況に応じて柔軟に使い分ける視点を持つことで、制度変更があっても賢く活用できるでしょう。
今後もANAの動向に注目しながら、変化に対応したアップグレードポイントの活用術を身につけておくことが、上級会員ライフを楽しむコツです。
まとめ|ANAアップグレードポイントを賢く使おう
ANAアップグレードポイントは、上級会員だけに許された特別な特典です。国内線や国際線の座席アップグレード、ラウンジ利用、そしてANA SKYコインへの交換など、さまざまなシーンで活用できます。その一方で、有効期限が短く、対象運賃や路線の制限もあるため、計画的に使い切ることが重要です。
本記事では、アップグレードポイントの仕組みや入手方法から、使い方のコツ、そして実際の活用事例や今後の展望まで、徹底的に解説してきました。
- まずはANA便中心に搭乗して上級ステイタスを目指し、ポイントを獲得する
- 獲得したら早めに計画し、長距離便や同行者ラウンジ利用などお得なシーンで使う
- 使いきれない場合はSKYコインに交換して無駄なく消費する
これらを意識するだけで、アップグレードポイントの価値を最大限に引き出せるでしょう。
上級会員としてのステータスを楽しみながら、ポイントを駆使してより快適な空の旅を満喫してください。あなたの旅が、より上質で心地よいものになりますように。


