航空機の乗継などで空港から空港に移動しなければならないことがあります。その中でも、羽田空港から成田空港まで、または、成田空港から羽田空港までの移動は距離が離れているため様々な移動手段があります。
今回は、羽田～成田間の移動について詳しく解説していきます。
移動手段は主に電車、バス、タクシーの3つ
羽田空港から成田空港までの移動手段は主に、電車とリムジンバス、タクシーの3つがあります。それぞれについて、費用、時間、楽さで表にしてみるとこのようになります。
| 運賃 | 時間 | 楽さ | |
| 電車 | ◎ | ○ | × |
| リムジンバス | ○ | ◎ | ○ |
| タクシー | × | ◎ | ◎ |
荷物が多く重いときや小さな子供がいるときなどは電車移動は大変かもしれません。タクシーは楽ではあるもののかなり高額になりますので注意が必要です。リムジンバスはそのどちらのメリットもあるバランス型です。
羽田空港から成田空港までの距離はは、車で行くと80キロ近く離れています。そのため、移動手段を事前に考えておかないと、直前になって慌ててしまうことにもなりかねません。それぞれの移動手段についてご紹介していきます。
電車
| 詳細 | |
| 運賃 | 1,819円（IC利用） |
| 所要時間 | 90分 - 115分 |
| 備考 | 京急線～都営浅草線～京成線経由 |
メリット
- 事前要約購入不要で時間を調整しやすい
- 満員で乗れないということがない
- 到着時間を読みやすい
値段が安く多くの人が利用しやすいのは電車移動です。京急線～京成線をまたぐ電車に乗ります。基本的には乗り換え不要で直通しています。京急線内はエアポート快特、京成線内はアクセス特急の名称で運行されています。
通常の通勤電車タイプの車両しか運行されておらず、特急列車のような指定席がないので座席に座れるかどうかはタイミング次第ということになります。
羽田空港と成田空港ともに地下階に駅がありますので、空港内での移動が多くなるだけでなく、移動中の電車内でも荷物に気を使っておく必要があるのがデメリットです。
良い面としては、乗車時間を指定しないため、その時間にちょうど良い列車に乗ればよいので、融通が利くという点です。数十分の到着時間の前後は当たり前の航空機ですので、リムジンバスなどを予約してしまうと、気持ち的に焦ってしまうことがあるかもしれません。
また、リムジンバスは満員で乗車できない、タクシーは行列が長すぎて時間をロスしてしまう、などのトラブルが発生してしまうかもしれませんが、電車であればそのような心配はありません。出発時間から到着時間まで正確なのが電車のメリットです。
上記のルートの他にも、品川駅などでJR横須賀・総武快速線に乗り換えてグリーン車に乗る方法や、成田エクスプレスに乗り換える方法もありますが、時間的・労力的にメリットがあるとは思えません。運休してしまった際などの代替手段として考えておくのが良いかと思います。
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リムジンバス
| 詳細 | |
| 運賃 | 3,600円 |
| 所要時間 | 65分 - 85分 |
| 備考 | 1時間に1本～4本程度 |
メリット
- 事前要約購入で座席を確保可能
- 大きな荷物でも移動が楽
- 電車よりも約30分早く到着
リムジンバスは電車移動の約２倍の運賃ですが、そのメリットは大いにあります。事前にバスを予約することができるので、座席の確保が確実になります。移動の疲れという意味では、かなり軽減されます。
スーツケースなどの大きな荷物を持っている場合には、トランクルームに預けることができるので、電車移動時のように荷物に気を配る心配もありません。また、駅までと比較すると、到着ロビーからバス停までの移動距離も近いので、そういう意味でも楽です。
さらに、時間的なメリットもあります。電車は時間によって2時間近い時間がかかることがあります。しかしリムジンバスではその約半分の最短65分で移動することができます。電車は停車駅が多く、感覚的にも時間がかかっていると感じ、苦痛になる人もいます。その反面、バスは空港を出てしまえば直行ですので、精神的にも苦はありません。
ただし、バスは周辺の交通状況に影響をされるため、交通事故などで渋滞が発生すると到着がかなり遅れてしまう可能性がありますので、時間的に余裕を持った行動が必要といえます。これは、タクシーでも同じです。
タクシー
| 詳細 | |
| 運賃 | 約25,000円（深夜早朝30,000円） |
| 所要時間 | 60分 - 100分 |
| 備考 | 運賃は会社により異なる、空港定額運賃を記載 |
メリット
- 電車やバスがない時間も移動できる
- バスよりも早い
- ルート変更などが柔軟
羽田から成田までの距離が80ｋｍと距離がある分、やはりタクシーは高額です。30000円弱は見込んでおいたほうが良いでしょう。人数が増えるほどお得感が増すのもポイントです。通常4人まで乗車できますので、運賃を4分割したら割安に感じます。
金額に問題が無いようであれば、タクシーはメリットだらけです。
特に時間的な融通が利きやすいという点はポイントです。飛行機が遅れたりしても空港に到着したタイミングでタクシーに乗ることができます。また、終電後や早朝の移動においては、タクシーしかない時間もあります。
若干の範囲ではありますが、リムジンバスよりもタクシーは早く到着します。
渋滞が発生したときの回避もタクシー運転手に任せておけば、回避してくれますので、バスよりも柔軟に対応してくれます。
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まとめ
以上の3つの交通手段をご紹介していきました。
| 運賃 | 時間 | 楽さ | |
| 電車 | ◎ | ○ | × |
| リムジンバス | ○ | ◎ | ○ |
| タクシー | × | ◎ | ◎ |
それぞれ、メリット・デメリットがあります。節約をしたい場合は電車、荷物が多い場合はリムジンバス、深夜や早朝はタクシーという使い分けがよいのではないでしょうか。
