全日本空輸(ANA)が提供するマイレージプログラム「ANAマイル」。フライトやクレジットカード利用を通じて貯められるこのマイルは、特典航空券の取得や、ANA SKYコインへの交換が可能です。特に、クレジットカードを活用することで、日常生活で効率よくマイルを積み重ねることができ、出張や旅行の際にその恩恵を大いに受けることができます。
この記事では、ANAマイルを賢く貯めるためのクレジットカード選びについて、詳細に解説します。各カードの還元率や特典、利用方法についても触れ、どのように使えば最大限の効果を得られるかを具体的に説明していきます。
1. ANAマイルの基本的な貯め方
ANAマイルを貯める方法は大きく分けて2つあります。それぞれの特徴を理解し、どちらをメインに使うかを検討することが重要です。
空で貯める(フライトでのマイル積算)
ANAグループのフライトや、ANAが加盟するスターアライアンス(Star Alliance)提携航空会社を利用することで、フライトマイルを獲得できます。搭乗するクラスや距離に応じて積算率が変わりますが、一般的には1フライトあたり数百〜数千マイルを獲得できます。
メリット
- 直接的な貯め方であり、航空会社のマイレージプログラムの王道。
- ビジネスクラスやファーストクラスを利用すると、より多くのマイルが貯まる。
デメリット
- フライトの回数が少ないと、貯まるマイル数が限られてしまう。
- 出張や旅行など、移動機会が多くない人には効率が悪い。
陸で貯める(クレジットカード利用でのマイル積算)
ここ数年、特に注目されているのがクレジットカードを活用した「陸マイラー」の活動です。日常の買い物や公共料金の支払いなどをクレジットカード決済にすることで、簡単にマイルを貯められます。これにより、飛行機に乗らずに貯められる「陸マイル」が非常に有効な手段となっています。
メリット
- 飛行機に乗らなくてもマイルを着実に貯められる。
- 固定費や日常の買い物をクレジットカードで支払うだけで効率的にマイルが貯まる。
- クレジットカード選び次第で、還元率が大きく変わる。
デメリット
- 還元率の高いクレジットカードを選ばないと、貯まるマイルに大きな差が出る。
- クレジットカードの年会費がかかることが多い。
2. ANAマイルが効率よく貯まるクレジットカード
クレジットカード選びは、マイルを効率よく貯めるための最も重要なステップです。以下に、特に人気が高いカードをいくつか紹介し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
2-1. ソラチカカード / ソラチカゴールドカード
還元率:1.54%(一般カード)、1.5625%(ゴールドカード)
年会費:3,575円(一般)、10,500円(ゴールド)
「ANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)」は、ANAと東京メトロの提携カードです。特徴は、東京メトロの利用で貯まる「メトロポイント」をANAマイルに高レート(90%)で移行できることです。PASMOのオートチャージ機能もあり、定期券購入や地下鉄利用でもマイルが貯まるため、東京メトロを日常的に利用する方には最強の一枚とされています。
メリット
- メトロポイントからANAマイルへの交換レートが非常に高く、効率よく貯められる。
- 地下鉄の定期券やPASMOの利用でもマイルが貯まり、日常の移動がマイル獲得につながる。
- クレジットカードの利用だけでなく、鉄道やバス利用でもマイルを効率的に貯めることが可能。
デメリット
- 東京メトロ以外の地域に住んでいる場合、メトロポイントを活用できない。
- 一般カードは年会費が安いが、還元率を最大化するにはゴールドカードを選ぶ必要がある。
総評
ソラチカカードは、特に首都圏に住んでいる方には圧倒的にお得なカードです。メトロポイントからの高レートでのANAマイル移行が可能で、利用者の多いPASMOのオートチャージも含め、陸でのマイル獲得効率はトップクラスです。年会費を考慮しても、メトロ利用者にとっては大変コストパフォーマンスの良いカードです。
2-2. ANA VISAカード / ANA Mastercard
還元率:1.0%
年会費:2,200円〜
ANA VISAカードおよびANA Mastercardは、幅広いユーザーに人気のカードです。一般的な加盟店での還元率は1%ですが、ANAカードマイルプラス提携店舗での利用時には、0.5%~1.0%のボーナスマイルがさらに上乗せされます。日常的なショッピングでの利用や、ANAのフライトを利用することで、効率的にマイルを貯められます。
メリット
- 幅広い加盟店で利用でき、還元率が安定して高い。
- ANAカードマイルプラス提携店舗での利用で、さらにマイルを上乗せできる。
- VISA、Mastercardのブランドなので、海外利用でも安心して使える。
デメリット
- ゴールドカード以上でないと、特典や還元率の恩恵が少ない。
- 一般カードではANAフライト時のボーナスマイルが低め。
総評
ANA VISAカードやMastercardは、特にクレジットカード利用が多い人に向いています。ANAフライトをよく利用する方には、特にゴールドカード以上を検討することで、フライトボーナスマイルや特典も充実します。スタンダードかつ信頼性の高いカードです。
2-3. Marriott Bonvoy アメックス プレミアム
還元率:1.25%
年会費:49,500円(税込)
「Marriott Bonvoy アメックス プレミアムカード」は、マリオット・インターナショナルとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているカードです。このカードは、ANAマイルに直接移行できることに加え、マリオット系列のホテルでの宿泊や、年間150万円以上の利用で無料宿泊特典を得られる点が大きな特徴です。
メリット
- 一般加盟店でのマイル還元率が高く、1.25%の高還元を誇る。
- 年150万円の利用で5万ポイント分の無料宿泊特典が得られる。
- Marriott Bonvoy ゴールドエリート会員資格が自動付帯されるため、宿泊時の特典が豊富。
デメリット
- 年会費が49,500円と高額。
- 主にマリオット系列ホテルをよく利用する方でないと、特典を十分に活かしきれない。
総評
Marriott Bonvoy アメックス プレミアムは、旅行やホテル宿泊が好きな人にとって魅力的なカードです。マイル還元率が高いだけでなく、宿泊特典が豪華で、マリオットのゴールドエリート資格も自動的に付帯されるため、世界中のホテルでVIP待遇を受けられるのが大きなメリットです。
3. クレジットカード選びのポイント
クレジットカードを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると、自分に合ったカードが見つかりやすくなります。
還元率を重視する
最も重要な要素は「還元率」です。カードの還元率が高ければ高いほど、同じ金額の支出でも貯まるマイルが多くなります。例えば、年100万円をクレジットカードで使った場合、還元率が0.5%なら5,000マイルですが、1.5%なら15,000マイルが貯まります。小さな差が大きなマイル数に繋がるため、できるだけ還元率が高いカードを選びましょう。
年会費と特典のバランスを考える
年会費がかかるカードが多いですが、その年会費に見合った特典が得られるかどうかも重要です。例えば、ゴールドカードやプラチナカードでは、空港ラウンジ利用、旅行保険、宿泊特典など、年会費以上の価値を提供していることが多いです。年会費を払う価値があるカードを選ぶことが、結果的に長期的なメリットを生むでしょう。
ライフスタイルに合ったカードを選ぶ
日常の支出をどこで行うか、どのような場面でカードを利用するかによって、最適なカードは異なります。たとえば、通勤に東京メトロを利用する方には「ソラチカカード」、マリオット系列ホテルによく宿泊する方には「Marriott Bonvoy アメックス プレミアム」が向いています。
4. まとめ:ANAマイルを効率的に貯めて旅行をもっと楽しもう
ANAマイルを貯めるためには、日常生活でのクレジットカード利用が鍵となります。フライトや旅行だけでなく、日常的な支払いをカードで行うことで、効率よくマイルを積み重ねることができます。今回紹介したクレジットカードを活用すれば、普段の支出を通じて、夢のビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券も手に入れられるでしょう。
自分のライフスタイルに合ったカードを選び、ANAマイルを賢く貯めて、次の旅行に役立ててください。


