2026年版・航空券を安く買うための基本
航空券は、同じ路線・同じ便でも購入時期、残席数、需要、燃油サーチャージ、為替、セールの有無によって価格が変わります。
この記事では、国内線・国際線の予約タイミング、安くなりやすい曜日や時間帯、検索サイトの使い方、セール、マイル、家族旅行での注意点まで、航空券代を抑えるための実践的な方法をまとめます。
早めに相場確認
セール通知を活用
マイルも比較
航空券を安く買うための基本戦略
航空券を安く買ううえで重要なのは、単に「一番安い日」を探すことではありません。安く見える運賃が、本当に総額で安いのかを確認することが大切です。
LCCは運賃自体が安く見えやすい一方、受託手荷物、座席指定、支払い手数料などが加算される場合があります。ANA・JALなどのフルサービスキャリアは、運賃に手荷物や一部サービスが含まれることが多く、条件によってはLCCより総額が安くなることもあります。
まず確認するポイント
- 航空券本体の価格だけでなく、空港使用料・燃油サーチャージ・手数料を含めた総額を見る
- LCCは受託手荷物・座席指定・支払い手数料を加算して比較する
- 変更・キャンセルの可否を確認する
- 早朝・深夜便、乗継便、近隣空港も候補に入れる
- ポイントサイト、クレジットカード、マイル利用も含めて実質負担額を比較する
LCCとフルサービスキャリアは「総額」で比べる
| 比較項目 | LCC | ANA・JALなど |
|---|---|---|
| 運賃 | 安く見えやすい | LCCより高く見えることが多い |
| 受託手荷物 | 有料の場合が多い | 無料枠が設定されることが多い |
| 座席指定 | 有料が基本 | 運賃・会員条件により無料または有料 |
| 遅延・欠航時 | 振替選択肢が限られることがある | 自社便・提携便で調整しやすい場合がある |
| 向いている人 | 荷物が少ない、日程変更の可能性が低い人 | 荷物が多い、家族旅行、乗継、サポート重視の人 |
注意
「片道〇円」と表示されていても、実際の支払画面では手数料や諸税が加わります。必ず最終決済画面の総額で比較しましょう。
航空券が安くなりやすい予約タイミング
航空券の価格は、早ければ必ず安いわけではありません。ただし、繁忙期や人気路線では、安い運賃クラスから先に売れていくため、早めの確認が有利です。
国内線は早期確認+セール待ちが基本
ANA国内線は主な運賃が搭乗日355日前から、JAL国内線は一部を除き搭乗日360日前から予約できます。
ただし、普段の旅行では発売直後だけにこだわらず、出発2〜3か月前から価格を確認し、セールや早期割引を比較するのが現実的です。
国際線は3〜6か月前から相場を確認
国際線は、燃油サーチャージ、為替、現地の繁忙期、乗継地の需要などで価格が大きく変わります。
欧米・ハワイ・東南アジアなどの人気方面は、3〜6か月前から相場を見て、安値帯が出たら早めに押さえるのが基本です。
| 旅行時期 | 予約の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常期の国内線 | 2〜3か月前から相場確認 | セール運賃、早期割引、LCCを比較 |
| GW・お盆・年末年始 | 発売直後またはセール開始直後に確認 | 待つほど高くなる可能性が高い |
| 通常期の国際線 | 3〜6か月前から比較 | 燃油サーチャージ込みの総額を見る |
| 海外の繁忙期 | 早期確保を優先 | 春節、欧州の夏休み、年末年始に注意 |
買い時の目安
「予定が確定している繁忙期」は早期予約、「日程をずらせる通常期」は価格通知を設定して安値を待つ、という使い分けが有効です。
航空券が安くなりやすい曜日・時間帯
航空券は「いつ買うか」だけでなく、いつ出発するかでも価格が変わります。需要が少ない曜日・時間帯を選べると、同じ路線でも数千円以上安くなることがあります。
安くなりやすい出発日
- 火曜・水曜・木曜
- 連休の前後を外した日
- 学校の長期休暇を外した時期
高くなりやすい出発日
- 金曜夕方〜夜
- 土曜午前
- 日曜夕方〜夜
時間帯は早朝・深夜・中途半端な時間が狙い目
出張や観光に使いやすい午前便、金曜夕方、日曜夜は高くなりやすい傾向があります。
一方で、早朝便、深夜便、昼過ぎの便などは需要が分散しやすく、安い運賃が残っていることがあります。
日程をずらすときのコツ
- 検索時は前後3日〜1週間のカレンダー表示を見る
- 往路と復路を別々に検索する
- 羽田・成田、伊丹・関西・神戸など近隣空港も比較する
- 連休最終日の帰着を避け、翌朝便や翌日便も確認する
航空券検索サイト・アプリの使い方
航空券を安く買うには、比較サイトと航空会社公式サイトを使い分けることが重要です。
比較サイトで相場を把握し、最終的には公式サイトや信頼できる旅行会社で条件を確認しましょう。
Googleフライト
Googleフライトは、日付グリッドや価格トラッキングが使いやすい検索サービスです。出発日が柔軟な場合は、複数日の価格差を把握しやすく、値動きの確認にも向いています。
Skyscanner
Skyscannerは、複数の航空会社・旅行代理店を横断して比較できるサービスです。価格アラートを設定しておくと、希望路線の価格変動を追いやすくなります。
トラベルコ・Trip.com・エクスペディア
日本語で比較しやすいトラベルコ、アジア路線やクーポンに強いTrip.com、ホテルとのセット予約に強いエクスペディアなども候補になります。
ただし、安いOTAほど変更・欠航時のサポートが限定的な場合があるため、サポート条件は必ず確認しましょう。
基本手順
- GoogleフライトやSkyscannerで相場を確認
- 公式サイトで同じ便の価格・条件を確認
- 受託手荷物・座席指定・手数料を含めた総額で比較
- 欠航時の対応、キャンセル規約、支払い方法を確認
- ポイントサイトやクレジットカード還元を加味して購入
航空会社のセール・キャンペーンを狙う
航空券を安く買ううえで、航空会社の公式セールは非常に重要です。ANA・JALの国内線タイムセール、Peach・ジェットスター・ZIPAIRなどのLCCセールは、通常より大幅に安くなることがあります。
ANA・JALのタイムセール
ANA・JALは国内線・国際線で期間限定セールを実施することがあります。対象路線、搭乗期間、販売期間、変更可否はセールごとに異なるため、公式サイトとアプリ通知を確認しましょう。
LCCのセール
Peach、ジェットスター、ZIPAIRなどのLCCは、販売開始直後に安い席がなくなることがあります。
セールを狙う場合は、会員登録、ログイン、支払い方法、候補日を事前に準備しておくと予約しやすくなります。
セール前に準備すること
- 航空会社の会員登録を済ませる
- アプリ通知・メールマガジン・公式SNSを確認する
- 候補日を第3候補まで決めておく
- 受託手荷物が必要か事前に決める
- キャンセル不可・変更不可の条件を確認する
マイル系キャンペーンも確認する
JALなら「どこかにマイル」、ANAなら「今週のトクたびマイル」など、通常より少ないマイルで国内線に乗れる制度があります。
現金価格が高い時期でも、マイル利用の方が実質負担を抑えられる場合があります。
制度変更に注意
ANAの「いっしょにマイル割」は、2026年5月18日搭乗分をもって新規予約・発券・搭乗が終了しています。
最新の割引制度は、ANA・JALの公式サイトで確認してください。
航空券を安く買う実践テクニック
片道予約と往復予約を比較する
国内線やLCCでは、往復で買うよりも片道ずつ別々に買った方が安いことがあります。
往路はANA、復路はJAL、または往路はLCC、復路は新幹線のように組み合わせると、総額を抑えられる場合があります。
近隣空港を比較する
東京なら羽田・成田、関西なら伊丹・関西・神戸、九州なら福岡・北九州・佐賀など、近隣空港を比較すると価格差が出ることがあります。
ただし、空港までの交通費と移動時間も含めて比較しましょう。
複数都市・オープンジョーを活用する
「東京→パリ、ロンドン→東京」のように、往路と復路の都市を変える予約方法をオープンジョーといいます。
国際線では、同じ都市を往復するより安くなることがあり、周遊旅行との相性も良い方法です。
海外発券・外貨建て決済は条件を確認する
国際線では、海外発の航空券や外貨建て決済の方が安く見えることがあります。
ただし、最初の区間に必ず搭乗する必要がある、クレジットカードの海外事務手数料がかかる、変更・払い戻し条件が異なるなどの注意点があります。
実践時の基準
裏ワザは、条件を理解して使うと効果があります。特に国際線は、安さだけでなく、乗継時間、入国条件、遅延時の保護、キャンセル規約まで確認しましょう。
マイル・ポイント・クレジットカード活用術
航空券代を抑えるには、現金価格だけでなく、マイル・ポイント・クレジットカード還元も含めて考える必要があります。
特に航空会社マイルは、現金価格が高い時期ほど価値を発揮することがあります。
JALマイル・ANAマイルを活用する
JAL国内線特典航空券は片道4,500マイルから、JAL「どこかにマイル」は往復7,000マイルで利用できます。
ANAは通常の国内線特典航空券に加え、対象路線限定で通常より少ないマイルで利用できる「今週のトクたびマイル」があります。
| 制度 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| JAL国内線特典航空券 | 片道4,500マイルから交換可能 | 必要マイル数は路線・空席状況で変動 |
| JALどこかにマイル | 往復7,000マイルで行き先は候補から決定 | 片道利用不可、対象空港・対象路線あり |
| ANA今週のトクたびマイル | 対象路線を少ないマイルで利用可能 | 対象路線・期間は毎回変わる |
ポイントサイトとクレジットカードを併用する
航空券や旅行予約サイトを利用する前に、モッピー、ハピタス、ポイントタウンなどのポイントサイトを経由できるか確認しましょう。
さらにクレジットカード払いのポイント還元、旅行保険、空港ラウンジ特典も含めると、実質負担を下げやすくなります。
おすすめの使い方
- 比較サイトで相場を確認
- 航空会社公式サイトまたは旅行予約サイトで条件を確認
- ポイントサイトに案件があるか確認
- 旅行保険・還元率の高いカードで支払う
- マイル加算対象か確認する
家族・グループで航空券を安く買う方法
家族旅行やグループ旅行では、人数が増えるほど航空券代の差が大きくなります。小児・幼児運賃、座席指定、分割予約、団体扱いを確認することで、無駄な出費を避けやすくなります。
小児・幼児の年齢区分を確認する
航空会社によって、小児・幼児の扱いは異なります。ANA国内線では2026年5月19日搭乗分以降、小児は2〜11歳、幼児は生後8日〜1歳と案内されています。
JAL国内線では、満3歳未満で座席を使わない幼児は大人1名につき1名まで無償で利用できる案内があります。
人数が多い場合は分割予約も確認する
4人分を一括で検索すると、全員分が同じ高い運賃クラスで表示されることがあります。
たとえば「2人+2人」「1人+3人」に分けて検索すると、一部だけ安い運賃クラスで取れる場合があります。
座席指定は必要性で判断する
小さな子ども連れでは、座席指定料を払ってでも並び席を確保する価値があります。
一方で、大人同士の旅行で座席が離れても問題ない場合は、座席指定を省くことで費用を抑えられます。
家族旅行の確認リスト
- 搭乗日時点の子どもの年齢を確認する
- 幼児が座席を使うか決める
- 座席指定料を含めた総額を見る
- 人数を分けて検索して価格差を確認する
- 欠航時に家族全員で振替できるか確認する
海外旅行で航空券を安く買うコツ
国際線は国内線より価格差が大きく、検索条件を少し変えるだけで数万円の差が出ることがあります。
直行便、乗継便、周辺空港、海外発券、燃油サーチャージを総合的に比較しましょう。
直行便と乗継便を比較する
直行便は時間を節約できますが、価格は高くなりやすい傾向があります。
中東・韓国・台湾・東南アジアなどを経由する乗継便にすると、同じ目的地でも安くなることがあります。
燃油サーチャージ込みで比較する
国際線では、運賃本体が安くても燃油サーチャージや諸税で総額が大きく上がる場合があります。
比較時は必ず燃油サーチャージ・諸税込みの総支払額を見ましょう。
現地の繁忙期を避ける
海外旅行は日本の連休だけでなく、渡航先の休暇にも影響されます。
春節、イースター、欧州の夏休み、年末年始、大型イベント期間は航空券が高くなりやすいため、日程をずらせるなら避けるのが有効です。
国際線で比較する項目
- 直行便と乗継便の価格差
- 乗継時間と空港の移動難易度
- 燃油サーチャージ・諸税込みの総額
- 受託手荷物の有無
- 到着時間と空港から市内までの交通手段
- 欠航・遅延時の振替条件
安い航空券を買うときの注意点
表示価格だけで判断しない
LCCや比較サイトでは、最初に表示される価格と最終支払額が異なることがあります。
空港使用料、燃油サーチャージ、支払い手数料、座席指定料、手荷物料金を含めて確認しましょう。
キャンセル・変更不可の運賃に注意する
最安運賃は、キャンセル不可・変更不可の条件が付いていることが多くあります。
予定変更の可能性がある旅行では、少し高くても変更可能な運賃を選んだ方が結果的に安く済むことがあります。
安いOTAはサポート条件を確認する
海外OTA経由で安い航空券を購入する場合、欠航・遅延・スケジュール変更時の窓口が分かりにくいことがあります。
トラブル時の対応を重視するなら、航空会社公式サイトからの予約が無難です。
よくある失敗
- 表示価格だけ見て購入し、手数料込みで高くなる
- キャンセル不可運賃を買って予定変更に対応できない
- 到着空港が遠く、交通費が高くなる
- 乗継時間が短すぎて遅延時に乗り継げない
- 受託手荷物を後から追加して割高になる
2026年の航空券トレンド
2026年の航空券選びでは、燃油サーチャージ、為替、AIを使った価格予測、航空会社の制度変更を確認することが重要です。
特に国際線は、運賃本体よりもサーチャージや為替の影響で総額が変わることがあります。
確認したい最新ポイント
- 国際線は燃油サーチャージ込みの総額を確認する
- 円安時は海外発券や外貨決済が安く見える場合があるが、手数料も確認する
- Googleフライトなどの価格通知を活用する
- ANA・JALのマイル制度や割引運賃の変更を確認する
- LCCは手荷物・座席指定・支払い手数料を含めて比較する
航空券予約で確認したい公式リンク
航空券の運賃、必要マイル数、キャンセル条件、セール情報は頻繁に変わります。予約前には、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| 確認内容 | リンク |
|---|---|
| ANA国内線の予約・運賃 | ANA 国内線運賃のご利用について |
| JAL国内線の予約開始日 | JAL 予約開始日 |
| JALどこかにマイル | JAL どこかにマイル |
| ANA今週のトクたびマイル | ANA 今週のトクたびマイル |
| 国際線の燃油サーチャージ | ANA 燃油特別付加運賃 |
| Googleフライト | Googleフライト |
| Skyscanner | Skyscanner |
まとめ:航空券は「総額・時期・条件」で比較する
航空券を安く買うには、単純に最安表示だけを見るのではなく、総額、予約時期、曜日・時間帯、セール、マイル、変更条件を組み合わせて判断することが重要です。
この記事の要点
- LCCとフルサービスキャリアは総額で比較する
- 国内線は2〜3か月前から、国際線は3〜6か月前から相場を確認する
- 火曜〜木曜、早朝・深夜便は安くなりやすい
- セールは会員登録・通知設定・候補日準備が重要
- JALどこかにマイル、ANA今週のトクたびマイルなども比較する
- 家族旅行では小児・幼児運賃と座席指定料を確認する
- 国際線は燃油サーチャージ・為替・乗継条件を確認する
- 安い航空券ほどキャンセル・変更条件を必ず確認する
最も失敗しにくい方法は、比較サイトで相場を確認し、公式サイトで条件を確認し、総額とサポート内容まで見て購入することです。
価格だけでなく、時間、安心感、変更しやすさも含めて選ぶことで、安く快適な旅行に近づけます。


